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エル(ラウス)視点

誤字脱字報告ありがとうございます。

未熟な為、ご不快な点が多いかと思いますが

暖かく見守って頂けたらと思います。

 ロゼを助け出してからもう2週間近くなるがロゼの家族達がこの屋敷から出したがらなくなった。

 まぁ当たり前だが。僕だってあんな事があったんだ、外になんて出したくない。だけど、ロゼの家族よりもロゼ自身が出たがっていないのが大きい。


 ロゼの家族達や僕には普段通りに接してくれるけどウィリアム殿下が来た時は少しだけ表情が強ばっていた。もしかした、男性が怖くなったのかもしれない。

 学園のロゼが仲良くしてた人達からお見舞いに行きたいような内容の手紙が届いているがロゼはそれをやんわりと断っているみたいだ。


 あの牢屋で何があったのかまでは、ロゼに詳しく聞けていない。ただ、捕まって侍女と引き離されてずっと妾になれ。とだけ言われた事しかロゼは言わなかった。食事はある程度はちゃんと貰っていたんだろう。でも、僕があの牢屋でロゼを見た時は少し痩せていた...。


 もっと早くロゼを助け出してあげていたら...





「エル?もう寝ちゃった?」


「ううん、起きてるよ。」


 湯浴みを終えて寝間着姿に身を包んだロゼは月の明かりでより一層神秘的に見えた。


「月の女神様みたいだ。」


「ふふ、エルったら何を言ってるの?」


 ロゼは弟の冗談を軽く流すように言う。そして、僕が寝ているベッドへと入ってきた。


「本気なのに。」


「ありがとう、エル。ねぇ、昼間言っていたご褒美って?」


「あぁ、覚えていてくれたんだね。」


「ええ、当たり前じゃない。」


「あんな嫌な奴、それもロゼを酷い目に合わせた奴と話すんだ。...頑張ってのキスが欲しい。」


「えっ」


 そう呟いた僕の言葉を理解するとみるみるとロゼの頬が真っ赤になっていく。


「だって、関わりたく無いんだよ。あんな奴なんかと。でも、ロゼは僕にアイツと関わって欲しいんでしょ?だから、頑張ってのキスが欲しい。お願い、ロゼ。」


 僕が上目遣いで耳や尻尾を垂れさせるのにロゼが弱い事を知っている。昼間だってアレンやアンナ、それにエルトにもあざとい。なんて言われたけど使えるものは使わないとね!


 ロゼに僕を意識して欲しいんだ。


 僕を選んで欲しい。


 その為ならなんだってするんだから


 大切な僕のロゼ、僕を選んで...。






ここまで読んで下さりありがとうございます。


貴重な意見ありがとうございます。

未熟過ぎて読んで頂いてる方に

キャラクターや物語の展開に関して

ご不快な思いをさせてしまっていたらと申し訳無く思います。

もう少し考えて物語を進めていくようにしていきます。

これから不定期更新になるかもしれません。


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