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【70】

更新遅れて申し訳ございません。

今回女性を蔑むような発言や性的発言があるので

苦手な方は読む時ご注意下さい。

読んで気分を害してしまったらすみません...。


「ふふふ、残念だったね。」


 鼻歌と共に軽い足取りで階段を降りて来たのはあの変態...ダミエル伯爵。

 やはり、私達の事を気付かずに帰ってしまったのだろう。あの音はネズミとかなんとか言えば私の声等簡単に隠せてしまえる。


「...」


「希望が絶望に変わってしまったね。ふふふ、君のその顔は堪らないよ。」


 ダミエル伯爵はうっとりとした顔をして私の元へとやってきた。


(うぅ、気持ち悪い。あんな目を向けてくるなんて鳥肌が。)


「君の可愛い声が聞こえないからその布は取ってしまおうか。...よし、取れた。もうコレで誰も私達の邪魔は出来ない。ふふふ、そんな顔しないでくれ。犯したくなるじゃないか。」


「ひぃっ!」


 私の耳元で囁く度に全身が凍り付いたように動けなくなる。逃げなきゃ行けないのに逃げれない。もし、逃げれたとしても何処へ逃げたら良いのか分からない。


(腹を括るしか、ない...よね。)


「良いね、その目。やっと私の所へ来る気になったんだね。あっ!そうだ、君と君の侍女が私に御奉仕して私が満足すれば君の大切な侍女だけは解放してあげるよ。君の侍女、私のタイプでは無いからね。」


「...ご、ほう、し?」


「うん、御奉仕。簡単に言えば私を気持ちよくさせてくれたら良いって事だよ。簡単でしょ?勿論、侍女の純潔は穢さないから安心して。それにちゃんと解放もしてあげるから。」


「...私だけでは...不満、だと?」


「ううん、そんな事は無いさ!君が私に一生尽くしてくれるかい?君は私の性奴隷になるんだよ。光栄に思ってくれて構わないよ。そっかそっか、なら侍女はいらないや。」





「さぁおいで。私の手を取ったら全て上手く行く。」





(その手を取れば...全て...あの手を取ってしまえば私はもう、皆に会えない、のね。お父様お母様...アレン、エルト...最後に一度でいいからエルに、エルに会いたかった。...エルぅ...)


 もう大切な人達に会えないのだと思うと辛く悲しい。でも、自分を犠牲にする事で大切なアンナを救う事が出来る。そんなの天秤にかけなくたって分かりきっている。












「何が手を取れだ!!!」






ここまで読んで下さりありがとうございます。

胸くそ回でしたね。すみません(--;)

次からは無くなるかと...たぶん。

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