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アレン視点

アレン視点です。

アレンとローゼリアが出会ったあたりの

アレンの視点になります。

 今日は我が家が代々執事として仕えている公爵家に行く。

 今日まで完璧な執事になる勉強をして来たから少しは自信がある。でも、若干人見知りな自分があのウィンズリー公爵家のご令嬢と仲良く出来るかも分からなく物凄く不安だ。


「アレン、今日からお前はローゼリア様の専属執事だ。屋敷にはクリフォード様についてる私がいるからもしもの時は頼りなさい。だが、自分で対処出来るものはちゃんと自分でやるんだよ。そして、1番重要なのはローゼリア様と仲良くする事だからね。」


 そう言って頭を撫でてくる父上は、僕がこれからローゼリア様の専属執事になる事をとても喜んでくれているようだ。







 そして、父上に連れられて公爵家のお屋敷に着き御当主のクリフォード様と奥様のユメリア様に挨拶をした。


「アレン、良く来てくれた。娘のロゼはとても良い子だからこれからよろしく頼む。」

「この前、熱を出してから少しだけ様子が変わってしまったのだけどとっても純粋な子なの。アレン君よろしくね。」


 こんなに優しそうなお2人の娘なのだからきっと素敵なのだろうと勝手に想像しつつ、前にご令嬢というのは我儘で傲慢な顔だけ良い人ばかりなのだと人から聞いた事もあったけれどローゼリア様はどうだろう?と楽しみにしながらも一緒に不安も押し寄せて来ていた。

 そんな事を悶々と考えていたるとクリフォード様にユメリア様と待っていてくれと言われたので扉の前で待つ事になった。


 しばらく経つとクリフォード様からお声が掛かりユメリア様と部屋へ入る。


「今日からロゼの専属執事になるアレンだ。」

「ロゼと同い年なのよ。」


「...ア、アレンです。ローゼリア様、これからよろしくお願いします。」


 お2人の声と共にちゃんと挨拶しなければと思い勢いよくだけど丁寧に挨拶とお辞儀をした。


「アレン、ローゼリアよ。よろしくね!私のことはロゼと呼んで欲しいの」


 自分の挨拶と共にローゼリア様の心地の良い綺麗な声が聞こえて頭をあげるとニコっと微笑んで自分の前に手を差し出してくれた。


 自分の目の前にいるのは物語の中から出てきたお姫様なのでは?と思うほどのとても可愛らしい女の子だった。


「...ロゼさ、ま...」


 可愛らしいロゼ様に見とれてしまい、ちゃんと名前を呼べない自分が恥ずかしくて目線を下へと向けてしまった。


「あらあら、アレン君恥ずかしがってるのかしら?」


 ユメリア様に言われて尚更恥ずかしくなり顔を上げられなくなった。きっと先程よりも更に赤くなっているのだろうと思う。


「そうだ!お母様、お父様アレンにお家の中を案内しても良い?」


 そういってロゼ様は僕の手を取り歩き出した。


 僕の手を取ってくれたこの小さな可愛らしい手を一生離したくないと思ったし、一部屋一部屋丁寧に僕にわかりやすいように説明してくれるお姫様みたいなロゼ様のお傍にずっと仕えていたいとも思った...


 たぶんこれが世にいう()()ってやつなのかもしれない...



思っていたアレンと違っていたらすみません((汗))

ちょこちょこ他の登場人物の視点も入れていく予定です。


誤字脱字報告ありがとうございます。


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