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ドラゴンになってもた?!

え~、今書いているメインの「幻羽世界」が「なろう」の他の作品とはかけ離れている気がして

いや、かけ離れて当然と言えば当然なんですが(ぽりぽり)

なんとなく「なろう」っぽい物も書いてみようかなぁ、、と

血迷い書き始めました(笑

一応、既存のドラゴン転生物とは違う切り口で書いてゆきたいと思っております。

出来れば宜しくお願い致します。


なんでこうなった?

今自分の置かれている状況が解らない。

目の前に巨大なドラゴンが居る!


そんなものどこぞのテーマパークか映画でしか見た事無いわっ!

とわめいてみても状況は変わらない。


30過ぎにもなって情けない話だが俺はすでに涙目だ。

そのせいだろうか眼がよく見えない。


腰が抜けているのだろう、立ち上がる事さえ出来なかった。

お母さん、お父さん、妹よ先立つ不孝をお許しください

俺はドラゴンに喰われて死にます。


何分経ったろう?

結論から言うと俺は喰われませんでした。


あろう事か巨大なドラゴンは俺の前に

なんかわからん生き物の肉を吐き戻してくれました。

うげげげげ・・・。


此処まで来たらもうわかったね?

なんか、俺ドラゴンの幼体になっているみたい・・・。




なんでやねんっ!

どういうこっちゃねん!

とエセ大阪弁で突っ込んでみる。


あれか・・・よくある異世界転生という奴か。

ゲームやラノベが好きだった俺には願ってもない展開なのだが

まじかーーーっ。


よし、落ちつけ俺、俺の名前は日向陽太ひゅうがひなた

非常に明るい名前だ。


年は今年で30歳、しがないサラリーマン稼業。

悲しいかな彼女いない歴30年。

趣味はゲームと読書とアニメそれが俺だ。

俺だった・・・。


今はドラゴンの幼体で立つ事すらおぼつかないところを見ると

生まれて数時間というところか?


何があった?

昨晩も残業で、終電に乗り・・・そこまでの記憶で途切れている。


死んだ・・・のか?

それとも精神だけ飛ばされたのか?

帰れるのか??


帰れるなら帰りたい。


俺の読んだラノベでは大抵転生する主人公は

親に死に別れ天涯孤独という設定が多かったが

俺は両親とも妹とも仲良く暮らしていた。


友達だって少しは居る、だから未練がある。

無いと言ったら嘘になる。


が、この状況・・・どないせいっちゅうねん?

帰る?どうやって?無理ゲーだろ?それ?


諦めてドラゴンとして生きるしかないのだろう。

それ以外の選択肢があれば是非教えて欲しい!


てか、ここ何処?

先ずはそれからだ。




人間様の推理力を駆使しなければなるまい。

よく見えないが・・・空がある。


向こうの方にうっすら凸凹見えているのは山だろう・・・。

風もある、ここまでは俺のいた地球せかいと変わりない。


とりあえず今わかる違いはここからだ。

足元は小枝と羽毛、そして分厚い卵の殻。

(この殻は俺が出てきた卵でまちがいないだろう)

ドラゴンの巣だ。


羽毛があるという事は鳥さんが居るという事だな。


そしてドラゴンが居る世界。


うん、異世界だな。ああ、異世界だ。

よし、受け入れたろやないかい。




そんな事をうだうだと考えていたら親ドラゴンに優しく小突かれた。

ん?なんですか?


ああ、これを早く喰えという事か・・・。

吐き戻したこれを、、。

うぐぅ・・・。糞、人間の理性が邪魔をするぜ。


鳥が雛に餌をやる時に

吐き戻した餌をやるのは知識として知っている。

消化を助けるために半消化した餌をくれるのだ。


そうだな、これは断じてゲロでは無い!

無いのだが~・・・。

マジカーーーー。


これはこの世界に来ての最初の試練かもしれない。

願うならば味覚がドラゴンのものであってくれる事のみ。


腹は減っているが・・・。

他に兄弟が居るなら先にそちらに回してもいい。

と、見回すが子ドラゴンは居ないようだ。


俺、一人っ子ですか~。


覚悟を決めねばなるまい・・・。

これも生きて行く為!


ええいっ!とどろっとした物体に顔を突っ込む。


じ・・・じゅうしいぃいい(><)。

そして生肉っぽい。

味覚そのままやないけーーーっ!


飲み込むだけで涙目だ。



食事の試練が終わったと思ったら

いきなりケツ・・・。いや臀部を舐められた。


何この羞恥プレイ??


母上様(父上様かも?)なにをなさるんでございますーーー??

と、おりょりょ?・・・腹の調子が・・・?


あ、ああ、そうですね排泄なんすね・・・。

親が舐めて促してくれる・・・。

猫やワンコがやるやつですね。


理解しましたが正直、俺の精神はもうボロボロでした。

とほほほほ・・・。


はやく一人前になりてぇえええ(><)。










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