表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

1.勧誘

「なあ、和也。一緒にゲームやらないか」


 休み時間、そんな風に話しかけてきたのは、同じクラスの川端慎二である。

 僕はあまりその提案に興味は無かったが、話だけは聞いてみることにした。


「ゲームねえ……面白いのか? ってか、何のゲームだよ」

「テレビで結構CMやってるけど、soulStrain(ソウルストレイン)ってヤツ。面白いぞ」

「CMか、見たことあるような無いような」


 慎二は制服のポケットからスマートフォンを取りだしてロックを外し、画面を見せてくる。画面内には色々なアイコンや数字が表示……されている訳では無かった。

 平面表示ではなく、フィールドやキャラクターなどをポリゴンを用いた3D表示で行われているタイプのゲームのようだった。何となく、ゴチャゴチャとしたインターフェースを想像していたのだけれども、予想を裏切られるものだった。


「シンプルな画面のゲームなんだな、これ」

「ああ、一応画面内に情報を表示するかどうか選べるんだけど、俺は可能な限り削ってるんだ」

「どうだ? 興味でてきたか?」

「いや、見せられたばっかりで興味が出るも何も無いだろ。帰ってよく調べてから決めさせてくれよ」


 正直、別に面白そうだとも思わなかったので、この場で断っても良かったのかもしれない。それにも関わらずこの場で返答しなかったのは、他にすることも無かったからだ。


「そっか、分かったよ。帰ってじっくり考えてみてくれ」


 慎二はあっさりと引き下がる。

 いつもならしつこく食い下がってくる流れだったのだが、珍しいこともあったものだ。

 僕は、とりあえずそのゲームの名前だけ覚えておいて、帰ってから調べてみることにした。




 つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ