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幼稚園に入ると、保育園から一緒だったメンバーが多数だったためか、バカにしてくる奴はほとんどいなくなった。
幼稚園になり、気付いた事があった。
歌を歌ったり、誰かと“せーの”で話すときには、どもらない。
だけど、先生や誰かと話す時はだめだった。
そこで私は『つっかえて言葉がでなくなった時には、つばを飲んでごまかそう』
と考えた。
これで周りにはバレないと思っていた…
…が、少なくとも先生にはバレていた。
『ゆっくりでいいからね』
『焦らなくていいからね』
私の嫌いなこの台詞を何回言われたか分からない。
非吃音者は、焦ったりして言葉がつっかえたり、言葉がでてこないと思って、安心させる為にこの言葉をかけるのかもしれないが…
大間違いだ!!
少なくとも私は焦っていない。
平常心の時も関係なくこうなるのだ。
この言葉を言われると、ものすごくストレスが溜まる。
そうじゃないんだ!
焦ってるわけじゃないんだ!
第一声から言葉がでてこないともあれば、いきなり言葉がプツッとでなくなるんだ!
言葉がでないストレス
分かってもらえないストレス
私の心の中は、この頃から吃音ストレスと闘っていた。




