表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

001

吃音に気付いたのは4歳くらいだったと思う。


小さい子に『ぼく、お名前は?』


って聞く、何てことない光景。


私は『ぼ、ぼぼぼ、ぼくのなっなまっっなまえは…』


と言葉について詰まることが日常茶飯事だった。


近所のおばさんにも

『焦らなくていいからね』と、よく言われた。


自分が周りと違うのに気付かされた。


ハッキリ記憶にあるのが、保育園にあがる時、親戚に『鞄何がいい?』と電話があったこと。


その時電話に変わった私は、『ウインスペクターがいい』と言いたかったが…



きちんと言えなかった。



でも親戚は優しく『わかった。それがいいのね』と言ってくれた。


私はウインスペクターをワクワクしながら待った。


数日後…


親戚から届いたのは違う鞄だった。


4歳の子供がそんな感情をハッキリ記憶してたり、感じるわけないと思うだろうが…


私はすごく傷つき、泣いた。



もちろんそれは、子供によくありがちな


“欲しかった物と違う”


という、思い通りにならない感情で泣いたのではない。


言葉がでなくて…


伝わらなくて…


悔しくて…


泣いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ