元気な奴は今日も元気!!!
出会ったのは、まさかの同級生☆
(同級生かよ!!!!)
この話の主人公(?)、男子高校生は、やはり衝撃を受けていた。
(やっぱり同級生なんだな!期待を裏切らないんだな!どうすんだちくしょー!)
焦っていた。
「もしかして、君も迷子ですか?」
女の子は男子高校生に尋ねた。
ショートカットの髪が少し揺れた。
「あ、はい。ここ広いんでよく分からないんすよねー…」
男子高校生は学園のマップらしきものを見ながら言った。
癖っ毛の頭は、ひどいくらいハネている。
「お!なにそれ?マップ?ちょっと見せて!」
女の子のテンションが上がったようだ。
「なるほど、わかったよ!」
「え、何が?」
「こっちに、迷子センターがある!!」
女の子が指差す先に、普通ならクラスが書いてあるプレートに迷子センターと表示してあった。
(なんだアレ!!!)
男子高校生は驚愕した。
「よし!行こうではないか!ええっと…山田くん?」
「え…?いや、俺は七條なんだけど」
「おお、そうか。七條くん!行こう!」
そうして男子高校生ーーー七條は、女の子とともに、迷子センターへ行くことになった。
ななじょうくんはたいへんですね。