春のイジメっ子!!!
2人は見つけだすことができるのか!?
桜の花びらは相変わらず舞っている。
「そういや七條くん、あの人に何て言って私のとこに?」
「ん?あいつ迷子になってるかもしれんからちょっと行ってくるーって」
「嘘つきだねバカ條くん」
「お前もな、バカ宮」
そして2人は、桜の木ロードに到着。
二手に分かれ、ハンカチを探す。
「ないよ!七條くんんん!」
「だな。確かここら辺でハンカチあげるのくだりがあったのに」
「はっ!もしかして風で飛ばされた!?」
「ありえる!くそー!!範囲広すぎだろ!」
「でも、私は探すよ!七條くんは入学式行ってもいいよ薄情者!」
「俺も探すよ。お前こそ行けばどS!」
そう言いながら、また二手に分かれて探しだそうとした。
「探し物はこれだろ無断欠席七コンビ!」
すると、後方から、男の声がした。
2人は振り返った。
なぜか花びらがいっぱい付いた、スーツ姿の男性が立っていた。右手に見覚えのあるハンカチ。
「…七條くん、誰だっけ?」
「さあな。ハンカチしか知らん」
「お前らひでえな!せっかく見つけてやったのによお!おかげで俺も入学式出れてねえんだぞ」
天然パーマな頭には、桜の花びらが迷いこんでいる。
「あ、もしかしてカフェでくつろいでた人かな?」
「職務放棄してたよな、あれ」
「してねえよ!あれは俺のちょっとした趣味を許可得て改造しただけだ!」
「七條くん、ハンカチだけ返してもらおう!」
「そうだな、おいハンカチ返せ」
「お前ら教師イジメるなよ!俺だったからよかったけど、訴えられるぞ」
「ツッコミが話と噛み合ってない。」「ハンカチ返せよ青山先生。」
そう言って七宮と七條は青山先生を睨みながら、ハンカチを奪い取った。
まるでイジメっ子のようだ。というかイジメっ子。
「よーし、行こう!七條くん!」
七宮はハンカチを振り回しながら、走りだした。
「おう。早くしねえとな!」
そして七條も走りだす。
「おい!マジで待てお前らー!自分のクラスと番号知ってるか!?体育館でまた迷子になるぞー!」
2人に合わせて走って叫ぶ青山先生。こいつも忙しい奴である。
「どうせ七條くんと同じクラスでしょー?」
「どうせ七宮と同じクラスなんだろー!?」
こちらも叫びながら応えてくれた。
「あのなあー!何組か知らねえだろお前らー!!どうせとか言うなー!!」
「ほら一緒〜!」「だから何組か教えろー!」
「1年3組の20番と21番だー!ちなみに俺が担任だからなー!」
「最悪だー!」「担任がなー!」
「うるせえわ七コンビー!!!っていうよりどSコンビだろー!!!」
3人は走る。楽しそうに。
桜の木の間から、2階建ての大きなドーム型の体育館が姿を見せていた。
青山先生、イジられやすい…!




