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プロローグ

「えぇ〜ですから今年度三年生になられた生徒諸君には受験という大きな壁が迫っておりますので、今年度は今まで以上に勉学に励んでいただきたい。二年生諸君もあと一年経てば、受験生ですのでまだ時間があるからと言って油断せずに気を引き締めて生活してください。また・・・」


「つまんねぇ」

俺は狗桜クオウ ジンここ聖海学園の二年だ。


「校長の話しなんて誰も聞いてねぇっつーの!」

今は始業式の真っ最中で校長の話の最中でもある。この学園に入学してからというもの何の変化も刺激もない毎日をただ時に流されるままに友人達とバカをやって過ごしている。


「・・・以上で私の話を終わります。ではみなさん今学期も頑張ってください」


「校長先生ありがとうございました。では諸注意を建部先生お願いします」

長い校長の話が終わったかと思うと今度は生活指導の建部の話だ。毎学期行われていることだが、俺は建部に何度も注意されているから正直に言って声を聞くのも嫌になる相手だ。


「いいかお前ら毎回いっていることだが、とにかく問題を起こすな!特に二年の狗桜!お前は毎学期一度は必ず問題を起こしているんだから今学期はおとなしくしていろよ!いいな!以上だ!」


「建部先生ありがとうございました。他の先生方から諸連絡はございませんか?では、平成××年度始業式を閉式いたします。一同、礼!」

「ちっ何も名指しで呼ぶことねぇだろうが!」


「お前建部に嫌われてるからなぁ〜」


「うるせぇ!だいたいお前だって俺と同じだけ謹慎食らってんだろ!なんで俺だけあんな扱い受けなきゃなんねぇんだよ!」


「俺はその辺はうまくやってんの〜お前はもっと頭を使わないとあ・た・ま・を」


「ぁあ”〜もぅムカつく!」


「まぁまぁ、それよりもクラス分け見ようぜ。可愛い子いるかチェックしないとな!」

始業式も無事に?終わり俺たちは今年度のクラス分けを見に来ていた。


「どうよ?可愛い子同じクラスにいた?」


「どうよ、といわれてもなぁ〜俺この学校で知ってる女の子少ないからわかんねぇよ」


「そりゃまぁそうだろうな」


「しいていえば、お前と同じクラスにならなかっただけ運がよかったかな?」


「ひど!お前さぁそれはないんじゃねぇのか!」


「おっとそろそろHRが始まるな、じゃなぁ〜」


「あ、おい!ったくいつまでたっても口がわりぃなぁ〜ん?この仁のクラスの女子ってまさか・・・」


「お!ここが俺の新しいクラスかぁ」

クラス分けを見終えた俺はもうすぐHRが始まるという口実で友人と別れ自分の新しいクラスの前まで来ていた。


「何か新しい出会いでもあれば良いけどなぁ〜」

ガラァ!

俺は新しい出会いに胸躍らせながら勢い良く教室のドアを開けた。

このとき俺はまだ知らなかった、今まで何の変化も刺激もなくただ時に流されるまま生活してきた日々に大きな転機が訪れようとしていることに・・・。

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