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7,絶対的君主

 時は流れ1554年6月頃…

塩市丸は18歳になり、蕾は15歳。実に10年の時が過ぎた。塩市丸や蕾は史也のことを父上、唯のことを母上と呼ぶようになった。


塩市丸「父上!塩市丸は新しい名が欲しいです。」


史也「改まって言う事なのか?」


唯「名を貰うのは良い事なのですよ。父上から貰う名でしたらもっと喜ぶと思いますよ。」


史也「分かった塩市丸、お前の名は雷電らいでんだ」


塩市丸「雷電とは何ですか?」 


史也「この国で一番強い力士いや、武将みたいな男の名前だ。」


雷電「塩市丸改めて雷電宇一丸らいでんういちまるこれからも鍛錬を重ね父上を超えてみせます。」


史也「宇一丸?」


唯「私もつけてみたかったのです。」


 楽しい会話をしていると…


武士「そこの者聞きたいことがあるんだが、少しいいか?」


 どこぞの武士がぞろぞろと小屋に集まって来た。


佐久間信盛「私は佐久間信盛さくまのぶもりである。大友を倒した史也という者は居るか?」


 史也は何か察したので唯と雷電と蕾を小屋に入るよう言った。


史也「史也は俺だが何のようだ?」


佐久間「お前が史也か、随分背が高いな。早速です悪いが尾張に来てくれ。」

 

史也「断ったら?」


佐久間「無理にでも連れて行くまでだ」


 そう言うと佐久間は史也に殴りかかり、佐久間と一緒にいた兵も参戦したが…


史也「ふん…」


 拳1回で佐久間を軽く6m程吹っ飛ばし軽症を負わせた。佐久間に続いた兵もあっけなく倒された。


史也「こんなんで連れて行こうだとか言っておいて恥ずかしいな。」


佐久間「言わせておけば…」


 佐久間は真剣を抜き史也に切りかかった。

史也は真剣を軽く避け、佐久間の腕を掴み握りしめました。握りしめた腕は鈍い音が鳴り佐久間を苦しめました。


史也「諦めてくれよ、じゃないとこの腕が使い物にならなくなるよ。」


 佐久間と同行していた兵に紛れて来ていた織田信長は颯爽と出てきてこう言う。


信長「もうよい佐久間。史也よ、家臣がそなたに無礼なことを働いたな。」


佐久間「御館様!?」


信長「我は連れてきてほしいとは言ったが、真剣で斬りかかれとは申してないぞ。」


佐久間「申し訳ございません」


 その後信長が直々に家臣に取り入れたいことを話す。他にも衣・食・住も提供してくれるらしく、働く条件はこの上なかったので史也は受け入れました。


信長「では早速、尾張に向かうぞ」


 史也一行は準備を整えて尾張に行きました。途中山賊に出会ったりしましたがそれはまた別のお話…






 

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