5,大友義鑑登場
今回は戦ではないから最低限敵を仕留めていこうと考えました。
なので正面突破することにしました。
史也「とりま門を破ってっと…」
史也は脚で門を蹴り上げ、ドン…と大きな音が城内に鳴り響き民や兵が何事かと見に来ました。
大友兵「お前ら…何奴、新手の奇襲か。」
史也「まぁ、そんなもんです。大友さんの首と取りに来ました。」
それを聞いた大友兵は史也を囲み刀で斬りかかりました。
ですが斬られても傷一つつきません。hpが少し減ったくらいでした。大友兵は確かにこの男を斬ったはず…と思ったその時、
ザシュ…と鈍い音とともに大友兵が倒れていました。
唯「史也様を傷つける者はこの唯が許しませんわ。」
唯がニヤリと笑みを浮かべながら倒れた大友兵に向かってそう言いました。
唯「さぁ早く行きましょう史也様?」
史也「そ…そうだね…ハハ…」
唯「史也様は大友の居る場所を知っているのですか?」
史也「知らないから、全部回るつもりだよ。」
史也と唯はひたすら大友氏を探し回りました。そのうち何人か刀を持って突撃してきたのでとりあえず斬っておきました。
名前が分からない大友の家臣「死に晒せ…」
史也「ほい…」
名前が分からない大友の家臣「ぐはぁ…」
唯「なんだか多いですね」
名前が分からない大友の家臣「あぶし…」
史也「そうだな」
そして最後の部屋にたどり着きました。
史也は襖を開けようとすると内側から複数の槍が襖を突き破りました。
大友義鑑「ふぉふぉふぉ…たかだか人間一人二人に手こずりおって」
史也は動じず立っていた。
史也「あー…勝った気になっているとこ御免だけど、何も効いてないんだよね。」
史也の後ろに立っていた唯がまた良からぬ笑みを浮かべ槍兵の首を斬り落としました。
大友義鑑「まて…ワシに何のようじゃ…お前等はワシに何を望むんじゃ…」
大友義鑑はアワアワ…と口と手を震え立たせそう言った。
史也「名を轟かせて偉いとこの武将さんの家臣にでもなろうかなぁと思ったわけですよ。でもさ、戦なんていつ起こるかなんて分からないので適当な大名を潰そうかと」
唯「つまり資金集めでございます」
史也「で、どうすんの?」
義鑑「へぇ?」
史也「資金渡すの?渡さないの?」
義鑑「今準備してきます(汗)」
史也は2ヶ月分の資金と大友義鑑の息子、塩市丸を史也に受け渡した。まぁ、後に義鑑と塩市丸は宗麟派の家臣に襲撃されて命を落とすので、前もって引き受けることにした。
塩市丸「史也様、唯様、今日からよろしくお願い申し上げます。」
史也は思った。武功を上げて家来になるよりか、こうやって家臣や兵を集め自身が成り上がればいいのではと。となれば塩市丸は家臣一号だな。
史也「塩市丸!今日からビシバシしていくつもりだからよろしくな。」
史也は塩市丸をパートナーに入れておき、臼杵城を後にしました。
唯「今度は何処に行きますか?」
史也「とりあえず北東に進んで尾張にいくか。のんびり行こうと思う。」
唯「でしたらどこかの村を淡々として目指しましょう。」
塩市丸「史也様、僕に剣術を教えていただけませんか?」
史也「旅の合間に教えるよ塩市丸。」
3人はとりあえず尾張に向けて旅に出ました。