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4,どうやって稼ぐんだ?

 史也と唯は行き先はなくただひたすらに道なりに進んでいったが一つ問題が出てきました。それは、【お金】です。普段万札を使ってた史也はこの時代のお金なんて一つたりとも持ち合わせていませんでした。なので、


史也「各地を放浪していたもので、お金がないんですよ。どこかで働ける場所などないですかね?」


唯「お金?もしかして【貫】のことですか?」


史也「そうそれ」


唯「でしたら史也様は武士などになれるのではないでしょうか。武功を上げれば、お城や土地等も手に入ると思います。」


史也「ここだとどこの大名が有力なんだ?」


唯「ここですと…」


 史也と唯は鹿児島を出て【豊後】現在の大分県に位置するところにいます。ここで、疑問が出ますが、どうやって鹿児島から大分まで行ったのかというとこに関しては、唯を史也がおぶって走っていった感じです。転移といってもゲームのキャラですので、スタミナも転移前に比べて倍近くあると思います。


史也「大友か…。」


 史也はとある事を思いついた


史也「唯、ちょっとばかし大変になると思うが聞いてくれるか?」


唯「いいですよ。なんですか?」


史也「戦が行われたらとりあえずどっちかの味方をして、家来にしてもらうって作戦を思いついたんだよ。」


唯「頻繁に戦というのは起こらないものですよ。しかも、何処で戦うだなんて分からないじゃないですか。」


史也「それもそうだね。よし、大友から潰しに行くか。」


 史也はバカだったので正面突破して首を手に入れて名を轟かして、どっかの家来になれないかと考えた。

 今が1544年で1550年に「大友二階崩れの変」と呼ばれる家督相続をめぐる内紛を納め若くして大友家第21代の当主となるのだがその大友家を潰して我が物にしようと考えていた史也は遂に敵の本拠地に着く。


史也「降伏してくれればいいんだけどなぁ。」


 臼杵城周辺に着くと空中に画面が表示された。史也が転移する前にやっていたゲームの画面と一緒だった。恐る恐るその画面に触れると辺り一面、人の動きが止まった。


史也「これは…」


 選択画面が表示され城の内部や城周辺の山道などなど分かりやすくしたマップが出てきた。そしてパートナー選択を押してみると、串鶴の名前が出てきて、唯も一覧に載っていた。


 パートナーに選択もしくは一覧に入ってるものはhpゲージが表示されそのhpが減れば死んでしまうがその代わり痛覚を無効にしたり刀や鉄砲等で怪我を負うこともない。


 史也は早速唯をパートナーに選択しました。それと同時にさっきまで止まっていた唯も動けるようになったのです。


唯「史也様…これは一体…」


 史也と唯以外は今止まっているといった奇妙な光景を目の当たりにする。


史也「僕は妖術使いなんだ。この事は誰にも話さないでくれ。」


 史也は唯を誤魔化せた。


史也「とりあえず刀も装備したことだし。唯、その防具は苦しくないか?」


唯「えぇ…大丈夫です。」


史也「それじゃ大友家に凸りに行くぞ!!」

 



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