2,大名 串鶴 夜
遠くの方からこちらに向かって来る人影が見える。敵襲と史也は思っていたが、その姿を見た瞬間涙が出てきたんだ。
夜叉の父または史也が新武将で作った武将の一人、串鶴夜だったのだ。
史也「改めて見ると大きいなぁ」
史也は夜を眺めながら見ていたら、夜がコッチに気がついて驚いていた。
夜「相棒!ひっさしぶりだな。何で泣いてんだ?」
史也「いや、何でもないよ」
史也はコレが現実だと分かってから、知ってる人が誰もいないという孤独感で胸が締め付けられそうになっていたところ夜がいたおかげで絶望から希望に変わったのだ。
史也「戦だったんじゃないのか?」
夜「戦は終わった、敵将2人ほど仕留めて敵の歩兵を800くらいやったかな」
ゲームどうりだ。俺は歩兵を倒すのが好きでよ、逃げる歩兵ですら追撃して倒しに行くくらい大好きだった。だから、一つの戦だけで2,000以上の歩兵を毎回倒していた。
夜「城に戻るか夜叉」
夜叉「はい、おっとう」
史也「夜…お前、城あるんだな」
夜「あぁ、2年くらい前の戦の報奨で100万石くらい貰ったしな」
史也「ひゃっ…100万石!!お前何したらそんな額貰えんだよ」
夜「自陣から正面突破して、敵の大将を突き刺しにして倒したから?」
あれ…こんな強かったっけ?夜のステータスはせいぜい俺の5分の1ほどだった気がするけど、まって。それだったら、俺がもし戦に出たらどうなっちまうんだ。
史也は頭を抱えながら夜の城まで行くのであった。
夜「ここが俺の城だ、名前は赤前城だ」
史也「へぇ…こんな城歴史にはない。ということは、新たな歴史ができてしまったというわけか。」
今歴史が変わったって事は、徳川が天下統一する歴史も変わるのか…。だったら、今から起こる一つ一つの出来事に要注意していかないとか…
史也「夜、今って何年だ?」
夜「そんな事も忘れたのか。今は、1544年だぞ」
史也「俺でも分かる武将でいえば、信長が10歳ってとこか…」
夜「史也はこれからどうするんだ?」
史也「とりあえず、雇ってくれるとこを探すか夜の家臣になってもいいぞ」
夜「何で俺に対してはいい加減なんだ。一応、大名なんだぞ」
史也「まあ、旅しながら考えるさ…」
そう言って史也は赤前城を去った…