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夢の手前

身体を横にして世界を九十度回す

まぶたを閉じ、空間をぬりつぶす。

何も映ってないと錯覚してしまいそうな暗黒のビジョン

だがそこに恐怖はない

自らのぞんだ行く末さ。


道なき道を進み続ければ、

いずれ暗黒にも目が慣れて

入り口が見えてくる


ほら もうすぐそこさ

ただ、夢には魔物がいると聞く

気は引き締めておかねばならぬ


入り口の隙間から覗いてみる

……騒がしくて滅入る

こんな夢に用はない


別の入り口に到着する

再び覗いてみる

肌に大移動する熱への苛立ち

ふりほどくことにやけになる


足掻きもがいて三件目

重力に身体を明け渡すつまらない光景

違う違うと目を離そうとするが、

弾かれた。

離すより先に


力が抜けていく

氷のようにやさしくとけていく

再び覗こうとして、覗けない

それどころか、引き

(突然の断絶)




夢の入り口
























夢の出口











ぬりつぶした世界は元の色を取り戻した

空間はかろうじて回したままを保っている。

……追い出されてしまった

また手前にいる

今度こそは!


だが、万が一あの(にせ)の夢に喰われようものなら

手遅れになる

そんな気がする


どのような夢が映ったでしょうか。私の場合、テントウムシが愉快に飛び回っていました……。。

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