第3話
「覚悟は決まったかい?では説明させていただこうか。」
覚悟を問われると揺らぐからさっさと始めて頂きたい…口には出せないけど。
「では始めさせて頂こう。八意君は八百万の神って知っているかい」
馬鹿にしてるのかな?
「それくらいは」
「その中には土地神と呼ばれる存在がある。私達架橋部は土地神の希望や命令を依頼を熟し、代わりにこの土地に加護を頂くって感じさ。」
なるほど、わからん。
「その土地神からの依頼はどうやって受けるんですか?」
「それは色々だよ、直接言いに来ることもあれば手紙を寄こす時もある。」
判断材料が無いな…
「あーもしかして八意君、疑ってるな?」
くっ何故バレた。とりあえず誤魔化しておくか
「まさか、信じてますよ?ほんとですよ。」
「まぁいい、今日はこの後訪問予定なんだ。このまま待っていれば信じざるを得なくなるからね。」
訪問予定?
「陽葉よ、其方が私を呼ぶ等珍しい故来てみれば、新顔の紹介か?」
誰だ!?この部屋には僕と先輩の二人だけのはずじゃ!?扉が開いた音なんてしなかったし!?
「あ、神様こんにちは。そうそう、今日は新入部員の八意雫君を紹介したかったんですよ。多分言葉だけじゃ信じて貰えない可能性が大きかったですからね~。」
本物の神…これマジな話じゃないですか…
ああ、さようなら、僕の高校生活……