表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

89/94

第89セット 変化が生み出したもの

今回はVS平塚大北戦です。


………いやー、ホントに忙しくて、なかなか更新できなくて申し訳が立たないです………(そのせいでブクマが3、4件ほど剥がれ落ちた。。)

ただ、準決勝あたりから盛り上がりを見せたいと思いますんで、よろしくお願いします。

 小田原南は、春高予選を順調に勝ち進み、ベスト8まで駒を進めていた。


そして準々決勝の相手は、インターハイ予選でも戦った「平塚大北」だった。


一度知っている相手とはいえど、夏から新チームになっている………ということだったので、事実上はまったくもって新しいチーム、ということになる。


主将挨拶で、莉子奈が顔を合わせた時から戦いは始まっていた。


「あれ、枝里………キャプテンになってたんだ?」


「そう、ですね………やれるのが私くらいしかいなかったもので。けれど………今回は負けませんよ、莉子奈さん。」


新主将になった枝里は、そのオーラを纏っており、更なるパワーアップをしているようであった。


しかしその顔付きは、何処か余裕のある、リラックスをした穏やかな表情をしている。


(やっぱり強敵だな、枝里………何か隠してるのか、それとも………本当に余裕なのか………良い試合になりそうだね、これは………)


対峙しただけで、莉子奈は警戒心を強めていた。


曲がりなりにもJOCのメンバーだった枝里だ、強敵なのには間違いはない。


莉子奈は先にサーブを選択し、お手並み拝見と行くことにしたのであった。





 だが、集合の時、夏岡が奇策を打ち出した。


()()()B()()()()で行く。但し、麗奈はフルで出ること! 瑠李はピンチサーバーとして待機!! これで行くよ!」


戸惑いを隠せない小田原南のメンバーだったが、違和感をいち早く察していた莉子奈がこう問いただした。


「何をしてくるか読めない………ということですか?」


「そうだね………向こうは新チームになったんだ、インハイでやった時とは別のチームだと考えて良い。ただ鮫島の警戒だけは絶対に怠るな。何をしてくるか、まずはBチームで様子見をして、私と麻衣、大幾で情報を整理する、その作戦だよ? 大丈夫だ、君たちならやれると私は信じている。さあ、行ってこい!!」


全員返事をして、コート内で挨拶を交わしたのであった。




メンバーは以下の通りだ。


小田原南



FL 芽衣:アウトサイドヒッター 168センチ


FC さやか:ミドルブロッカー 189センチ


FR 麗奈:セッター 160センチ


BR 彩花:アウトサイドヒッター 161センチ


BC 恵那:ミドルブロッカー 165センチ


BL 真理子:オポジット 163センチ


リベロ 蓮 152センチ




平塚大北



FL 枝里:アウトサイドヒッター 184センチ


FC 山石李衣(やまいしりい):ミドルブロッカー 168センチ


FR 古葉櫻子(こばさくらこ):オポジット 171センチ


BR 真田玲(さなだれい):アウトサイドヒッター 166センチ


BC 田中舞香(たなかまいか):ミドルブロッカー 170センチ


BL 樋浦充希(というらみつき):セッター 158センチ


リベロ 岩田瑞樹(いわたみずき) 158センチ




 サーブは彩花から始まることになるのであった。


笛が鳴り、彩花はジャンプフローターサーブを打ち出し、樋浦の方向に飛ぶ。


嫌な位置を的確に突くサーブ、岩田はなんとか処理をし、樋浦に繋げた。


樋浦はトスアップの体勢に入ったが、ここで前回と違うところが1つ。


なんと山石が()()()()()()Aクイックに入っているのだ。


流石に勘の良いさやかでも、反応に遅れてしまった。


アッサリと先取点を取られてしまい、会場からも響めきが走っていた。


だが、ベンチにいた麻衣、夏岡の2人は冷静だった。


「やっぱりコンビバレーで来ましたね………夏から練習しているようなコンビですね。まだ粗いですが………意表を突くには十分でしょう。」


「エースバレーじゃ勝ち上がれない、その反省をチームが全体として受け取った結果だ。だけど………ウチはもっと曲者揃いだ。Bチームといえど、ね。」


麻衣は冷静に分析をし、夏岡も見解を述べていたがウチの方が強い、と言わんばかりの沈着さだった。


そしてコートに立っている麗奈も同じだった。


「さやか、みんな、いつも通りでいいよ。兎に角()()()()()()()()()。そうじゃないとズルズル行くだけだから。」


「了解!」


変化が生み出したものに、小田原南は平常心を保っていた。


だがここから、ノーガードの“コンビバレーの殴り合い”になるということは、誰の目から見ても予想が出来なかったことであった。

次回はセット終了、2セット目でフルメンバーで来た時のレギュラー陣の対応力を見せたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ