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第74セット BEACH FLAG!!!

まあ、タイトル通りっすwww

で、今回は紹介し忘れてた卜部さんを紹介します。


卜部宇月(うらべうづき) 川崎立花高校女子バレー部3年主将 橋誉中出身 元U15代表、U18代表 7月14日生まれ A型 バレー歴は小2から セッター 右利き 169センチ 52キロ B85W58H84 好きな食べ物 天津飯 趣味 貯金


神奈川ナンバーワンセッターとの呼び声が高い、センスが光るセッター。

そのトスは麗奈とも引けを取らない。

この夏のU18の世界選手権にもセッターとして呼ばれている。

楽天的で、マイペースなのだが、のらりくらりと物事を立ち回る性格。

そのため、本人曰くキャプテンには向いていないと自身を評するほどの喧嘩は黙って見守るタイプである。

セッターとしては本能で勝負するため、時折意図が合わないこともあるが、基本が超正確なトスのため、文句を言う人間は少ない。

秋山からは変人と評されるが、なんだかんだでは全幅の信頼は寄せられている。

ただ、喧嘩は物凄く強いので、怒らせればジ・エンド。

 さて、合宿三日目。


その午後の部。


何をするのか、というと。


「えー……今日はビーチフラッグをやりたいと思います。これは足腰を鍛えるためのものです。くれぐれも手は抜かないように、全部全力で、やってください。で、ルールを説明しますと……100メートル先に刺さっている旗を取れば勝ち抜けです。ただ……まあ、私たちと小田原南なので……人数が多いです。ので、勝ち抜けた人は……海中スクワットと行きたいんですが、海だと危ないので……近くのプールに移動してもらってプールスクワットを行います。徹底的に筋肉をいじめ抜きますので、その覚悟でいてくれると幸いです。」


というわけで、秋山の指示に従い、小田原南、川崎立花女子、及び男子は、高校が被らないようにチームを組んだ。


何せインターハイ男女同時(アベック)出場の川崎立花だ、必然的に人数も多い。


どうしても川崎立花同士で余ってしまう。


まあ、それは割り切ってはいるので、ペアを組んでいく。


川崎立花レギュラー陣と組んだ小田原南のメンバーは以下の通りである。



宇月-麗奈


優佳里-春希


春菜-藍


安奈-さやか


樫崎琉菜(かしざきりゅうな)-莉子奈


百地(ももち)ほむら-韋蕪樹


大星瑆(おおほしひかり)-桃華



という具合になった。


「……負けませんよ、宇月先輩。」


「こっちこそ!」


麗奈の方は、橋誉の先輩後輩対決となる。


そして秋山の笛が鳴り、開始する。


次々と全力で走っていく選手たち。


足に自信のある芽衣と瀬里は余裕で勝ち抜いていき、プールに足早に向かっていく。


そしてレギュラー陣の直接対決。


最初はほむらと韋蕪樹の対決。


ほぼ互角だったが、結果はほむらが先勝した。


続いて瑆と桃華。


ここはスピードに勝る桃華が勝った。


続いては莉子奈VS琉菜。


これは互角。


だがこれは琉菜が勝利をもぎ取った。


続いては藍と春菜。


これは春菜が直前で転んだことで、藍が事もなげに勝った。


そして安奈VSさやか。


期待の大型ルーキー同士の対決になる。


秋山の笛が鳴り、安奈とさやかは同時にスタートした。


が、スタートしたはいいものの……さやかがやや遅れる格好になる。


(脚が重い……!! でも……!! 負けたくない!!!)


慣れない動きの連続で、脚に疲労が溜まりに溜まっていたさやかは、満足なスピードを出せなかった。


が、そこはさやかもなんとか食らい付いていく。


(来た!! けど……!! 私も意地がある……!!)


「「アアアアアアアア!!!」」


両者が砂浜に滑り込む。


ズザーーーーー!! という音と共に、砂飛沫が2人を隠すように舞い散った。


「!? ど、どうなって……どっち!? これ勝ったの!!」


春希が大声をあげる。


結果は。


安奈が僅かに先取した。


指先1センチの差であった。


「あっぶなー……負けたかと思った……」


「あーもー、くやしーーーー!!! もうちょっとだったのにーーーー!!!!」


さやかは本気で悔しがっていた。


もうちょっとで勝てただけに、一入であった。


そして副将(?)の春希VS優佳里の両エース対決。


「が……頑張ろうね!!」


優佳里が声を振り絞り、春希に声を掛ける。


「私だって負けないよ。お互い、頑張ろ!」


春希も明るく返す。


もうすっかり仲は良くはなっているようだ。


そんな中で笛が鳴る。


お互い互角だ。


全力で走り、その結果は。


春希がぶつかりながら、旗を奪い取った。


そして大将(??)戦、麗奈VS宇月。


お互いが引き締まった表情で(麗奈はいつも通りなのだが)スタンバイする。


秋山がピーッ、と笛を鳴らす。


2人は同時にスタートする。


お互い走り方が軽い。


その理由は、さやかが発見していた。


()()()をしっかり使って……蹴り出してる……!?」


これで推進力が逃げないで、いい力を発揮できる。


それをさやかは見つけたのである。


そしてその2人は。


案の定互角である。


そしてお互い滑り込まずに旗を掻っ攫った。


その場にいた全員、唖然とする。


麗奈と宇月は旗を同時に持ち、顔を見合わせる。


これを見ていた秋山は、というと。


「はー……まさかこんなパターンもあるなんてな……2人ともやり直し!!!!」


……というわけで、まさかまさかのリマッチとなるが、結果は3回の激突の末、麗奈が勝利をもぎ取ったのである。





 そして全メニューが終わった夕方。


何故か大量のBBQセットが。


「……涼子……これ、どうしたんだい??」


「まあ今日で折り返しだ。折角だから海の景色を見ながら焼肉でもいいかなー、って思ってな。……まったく、どれだけ金を掛けたと思ってるんだ、このサプライズのためだけに。……言ったろ? 三日目だけ夕食は断っておけって。」


「そうか……すまないな、涼子。」


というわけで、全員で焼肉の準備をして、全員で堪能したのであった。

まあ、合宿の飴と鞭、ですねwwww

意外と粋な計らいをするのが秋山先生です。

次回は四日目。

まさかの展開になります。

お楽しみに!

あ、次回の登場人物紹介は、樫崎さんです!

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