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第67セット 夏岡の秘密メニュー

いやー……あれよあれよと日が空きましてね……更新できず申し訳ない。

キネノベの一次に選ばれた作品なのに俺は何をやっているんだという感覚にはなったものの……最近寝付きが悪いので頭痛がすげえんすわ。

ですが二冠目指して頑張りますので、今後はガンガン行きますよ!


前置きが長くなりました、今回は合宿の続き、登場人物紹介で春菜を紹介します。


高山春菜(たかやまはるな) 川崎立花高校女子バレー部1年 橋褒中出身 183センチ 68キロ ミドルブロッカー 12月3日生まれ B型 右利き 3サイズB86W60H85 好きな食べ物 たこ焼き(明石焼きが好み) 趣味 海釣り


全中優勝経験メンバーの1人。

JOC神奈川県代表でもある。

川崎立花では期待の一年生として、4月からスタメン起用されている。

真面目な性格で、橋褒では潤滑油のような役割を担っていた。

選手としてはブロックがどちらかと言えば得意で、クイックもそれなりに打てる。

長身ではあるが、理論に基づいてプレーをするため、本能型の多い川崎立花の上級生とは反りが合わないこともある。

 全種目が終わったメンバーは、体育館へと移動した。


公立校とは思えない広さの中で、秋山が提示したメニューとは。


「えー……今日は上半身を鍛えるメニューとして、腕立て伏せをします。ただ、普通と違くて……まず普通の腕立ての構えをします。そこから……沈み込んで前にウィービングさせながらまた腕の力で戻していきます。これを100回、やっていただきます。」


秋山の言葉を聞いた、瑠李以外の全員の血の気が引いた。


地獄そのものだからだ。


どれくらい掛かるかわからない中で、やらなければいけなかった。


これで別メニューの麗奈は幸せ者だな、と内心思ったものだった。


「それじゃ……用意はいい? ……はじめ!!!」


こうして腕立てを始めた川崎立花バレー部と小田原南女子バレー部。


……まあ、案の定といっていいのだろうか、体育館中、絶叫が聞こえてきたのだった。




 

 一方、唯一別メニューの麗奈はというと。


麻衣を肩に担いでのスクワットをこなしていたのだった。


それも100回。


表情では分かりにくいのだが、流石の麗奈も息が上がってきていた。


だがそれでも、100回を終わらせていく辺りは流石だ。


麗奈は給水し、麻衣と会話していた。


「麗奈、ホント凄いよね……ほっそいのに、余裕でこなしてくからメニュー組む方が大変だよ……」


「下半身は大事だからね、バレーやる上で。」


麗奈は華奢なのだが、高い運動能力を誇る。


短距離もチームではトップクラスに速いし、スタミナは言わずもがな、ジャンプ力も同じくらいの選手とは比べ物にならないくらい高い。


しかも強豪でプレーをしてきた実績もある。


こういったメンタリティの高さは麗奈は随一だ。


「じゃあ……次、アレだね、腹筋。私が足持つから、麗奈は爪先に触れるように持ってきて。」


「了解。アンパイだよ、それくらい。」


「じゃあ200!! そこまで言うならガンガンやってくよ!!」


「望むところ。」


麻衣に煽られて、麗奈の闘志にも火がついたようだった。


麗奈は陰で強くなっていく中、体育館は断末魔が外まで響くほどだった。





 夕方になり、練習が終了した小田原南高校は、川崎立花高校近くの宿屋に泊まることになった。


全員が準備をしながら夕食の準備を進めていく。


そんな中で、太我と芽衣が、手伝いで料理の腕を振るっていた。


2人とも料理が得意なので、役割分担しながらこなしていき、他のメンバーは箸を並べたり、コップに水を注いだり……などなど、こなしていった。


「あらー、にいちゃん達、美味しそうだねえ。」


宿屋のオバさんに声を掛けられた太我と芽衣。


感心して見ているようだった。


正確なだけでなく、18人分を作るのが速い。


要領もいいのだが、何より手際が2人は良かった。


「いーんすよ、これくらい。いつでも言ってください。」


「太我、褒められて調子乗んないでよ??」


「わーってるよ、手は抜かねえっつの!!」


そうこうして、2人が手塩にかけて作った料理が完成した。





 夕食の準備が整い、莉子奈の掛け声の元で、「いただきます」と言い、食事を堪能していった。


「みんな食べろよー?」


夏岡が煽るように声を上げる。


と、早速。


「太我ー、おかわりー。」


と、韋蕪樹が茶碗を太我に渡した。


「韋蕪樹さん、はえーっすよ!! どんだけ食うんすか!!」


「ああ、韋蕪樹は()()()()()()7()()()()()で行けるよ。」


韋蕪樹にツッコミを入れながらも白米を装っていく太我に、春希が補足を入れた。


「人間が食う量じゃねえっすよ!! なんで太らねえんすか!!」


色々愚痴を垂れながら、太我は茶碗を韋蕪樹に渡した。


「たーちゃん、おかわりちょーだい。」


「だからそれはやめろ、浪川!! 装ってやっから待ってろ!!」


「太我、私も。」


続いて麗奈も来る。


「太我ー、私もー。」


春希も来た。


更にはさやか、莉子奈、藍に夏岡と立て続けにきて、太我はもう、突っ込むことを諦めたのだった。




 食事がひと段落したところで、韋蕪樹が話題を切り出した。


「そういやあ、今日のランニングで、なんですけど……」


「ほいほい、韋蕪樹どうしたの。」


莉子奈が前のめりで興味ありげに聞いた。


「麗奈が爆速で進んでったんですけど……あまり大柄じゃない男子と仲良さげに話してたのを見まして……」


「ん? ちょ、ちょっと待って、韋蕪樹。アンタのところさ、恵那と彩花と……さやかもいたよね??」


「いましたよ。全員目撃してます。」


「……それってまさか……」


「麗奈に()()()()()()()()()()()()()が浮上してて……それ、本人がどうなのかなー、って。」


「………え???」


これを聞いたさやかと麗奈以外は、ポカンとした表情を浮かべていた。


「え……待って、太我。麗奈が彼氏いたとかって聞いたことあった???」


「え?? 聞いたことねえっすよ???」


莉子奈が太我に聞いたのだが、太我は寝耳に水のような反応だった。


「え、待って、麗奈……実際どうなの?? その男の子と。」


全員が麗奈の方に向く。


麗奈はこう答えた。


「……誤解してるようですけど……彼氏じゃないですよ、アレは。ただの幼馴染ですよ、中学も一緒だったんで。」


亮介のことを言っているのだと瞬時に理解した麗奈は、あっけらかんとそう答えた。


「えー……っと、麗奈、進展はないの??」


「ないです。そもそも莉子奈さんと違って彼氏とか考える余裕がないので。」


問い詰めていった莉子奈だったが、逆に麗奈に強烈なクロスカウンターのツッコミを喰らい、メンバーから爆笑が起こった。


「な……なんにせよよかったよ……誤解が解けたようで……」


莉子奈は強烈な返しを食らい、面食らった顔でホッとした言葉を並べた。


だが、ここでさやかが一言。


「あ……でもでも……麗奈ちゃん、亮介くんのこと……顔は好みって言ってましたよ??」


「否定はしないけど、今言うことじゃないでしょうが。」


麗奈は反射的に左手でさやかの肩を思い切り引っ叩いたのだった。


その声色は若干怒っているようにも見えたのだった。





 そしてメンバーが入浴している間。


さやかと麗奈はそれぞれ特別メニューをこなすことになっていた。


その内容とは。


「麗奈とさやかには私が考えたメニューをやってもらうことになってて……麗奈は太我が付いて、体幹トレーニングをやってもらって……さやかには砂浜ランニングをコンビニまで往復で走ってもらう!! さやかには麻衣がついてもらうよ!!」


「え……? こ、コンビニまで??」


「そうそう、ただのランニングじゃないよ。コンビニでジュースを全員分、買ってもらう。それも一本ずつ!!」


「だからなんでですか!?」


さやかのツッコミにも、夏岡は相変わらず飄々とした笑みを浮かべていた。


「やってたら分かるよ。このメニューが終わった時の練習でわかるはずさ。」


「は、はあ……」


「麗奈はさやかが終わるまで永遠に!! オッケー!?」


「わかりました。」


こうして始まった特別メニューなのであった。(ちなみに大幾は明日のメニューをまとめてもらっている。)





 一方その頃。


大浴場では。


春希と瑠李が浴槽で話し込んでいた。


「そういやあさ、瑠李。アンタ、彼氏作る気ないの??」


「んー……今のところは。」


「もったいないなー……瑠李こんなキレーな顔立ちしてんのにさー? もう引退近いんだから、彼氏の1人くらいはいいんじゃない??」


「今の状況で彼氏とか無理でしょ、私には。どうせ横浜に行って、って考えたら遠距離なっちゃうし。」


「んー……まあそっか……ま、でも分かるよ。私も青森の実業団に誘われてるし。今年は彼氏無理だな〜、って感じだよ。」


「Vリーグいくの?」


「そーそー。V3のチームに誘われちゃってさ。よりによってなんで私なんだろーな、って思ったけどね?」


一つ間ができた。


ここで瑠李が一つ息を吐く。


「……春希ならやれるんじゃない?」


「え? な、何言ってんの??」


「……私なんかをバレーに誘ってくれた時は嬉しかったよ、そりゃ。でもやってて思うよ、一緒にやってて。……春希とやっていくと春希がどんどん遠くなっていく感じがしてさ? まあ、だから思うところはあるよ。だけどこれだけは言える。友達だとかそういうのは抜きにして……春希は成功できると思うよ。」


「……なーんだぁ!! そういうことかー!!」


肩の力が抜けた春希は、瑠李の肩をビシバシと叩いた。


「痛いって……でも本心だよ、さっき言ったこと。」


「いやー、ごめんごめん、正直さ、不安しかなかったから……成功できるのかな、レギュラーで出て……試合に出してもらえるのかな、とかって考えちゃったらさ?? ……でもありがとうね、瑠李。試合、観に来てよ?」


「まあ、余裕できたら観に行くよ。私も負けたりしないから……あのクソ親父達には。」


夜の時間は流れていく。


ただ、疲れも取れてリフレッシュは出来たようだった。

まー……ボチボチ頑張っていく所存ですww

次回は合宿の一コマ編です。

人狼ゲーム回になりますので、お楽しみに。

登場人物紹介は安奈です。

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