第64セット 楽しんだ後に
この回は前半で文化祭の様子を書いて、後半で次章に向けたことを書こうと思います。
今回の登場人物紹介は、麻衣です。
七森麻衣 小田原南高校女子バレー部マネージャー兼コーチ 藤沢星林中出身 バレー歴は小2から中3まで(回復すれば復帰も検討) 3月19日生まれ O型 現役時代はオポジット 左利き 178センチ 61キロ 3サイズB89W59H86 好きな食べ物 豚の生姜焼き 趣味 将棋
JOC神奈川県代表元主将で、中学時代は麗奈達橋褒中をフルセットまで苦しめた選手。
現在はJOC後に交通事故に遭い、左膝蓋骨粉砕骨折の重傷を負い、ボルトが入っているためプレーができない。
それがなければ川崎立花へ行っていたとのこと。
現役時代は強烈なスパイクと高い技術力で相手を翻弄し、絶対的エースだった。
頭脳明晰で、学年でもトップを争う。
さやかにも劣らないクール系の美貌で、周囲からは高嶺の花扱いされている。
普段は物静かな性格だが、バレーになると豹変、熱血コーチになるが、教え方は麗奈が絶賛するほどで、アドバイスも的確。
小学生の時は全国大会で優勝しており、橋褒にも幾度となく誘われたが断って弱小中にいき、麗奈達を苦しめるまでに至らせるほどに成長した。
さて、そうこうしている間に文化祭当日。
その2日目。
女子バレー部3年生が結成したバンド「フォーラッツ」の演奏の番が来た。
この日のために部活の間を縫って練習していたのか、不思議と心地よい音楽が聴こえてきた。
瑠李の歌が、チームメイトにとっては意外なほどに上手かったので余計そう思える。
声量もさることながら、ハスキーボイスの地声からの裏声も心地よかった。
全4曲歌い終わった後、大拍手で迎えられて幕を閉じた。
「瑠李さん、お疲れ様です。」
会場に来ていた麻衣が声を瑠李に掛ける。
「ああ、うん。麻衣、ありがとね、見に来てくれて。」
瑠李は少し咳払いをしてから水を飲んだ。
文化祭の実行委員の仕事は会場の見回りもあるので、それも兼ねての2人でいる。
「どうでした? やってみて。」
「うーん……あんまりこういう経験しなかったからさ、あんだけ拍手も貰えて……すごい嬉しかった。やってて良かったと思うよ。」
「ですね。私もその感じは伝わって来ましたから……」
……なんて言いながら談笑している2人。
麻衣がバレー部に入って来てから麗奈や他の一年生以外で最も仲が良いのが瑠李だったりする。
実行委員会で知り合った仲とはとても思えないほど雰囲気も良好だった。
「ああそうだ、麻衣。ありがとね、バレー部に入ってくれて。」
「お礼には及びませんよ。……でも瑠李さんが声掛けてくれなかったら……もしかしたらもう一回バレーと向き合うなんて考えもしなかったかもですから……私こそですよ、ありがとうって言いたいのは。」
「ハハッ……アンタ、照れ臭いこと言うんだね、麻衣。」
「ホントに感謝してなかったら……こんなこと言ってませんって。」
その後も文化祭は大きく流れ、終了した。
その日の練習後、夏岡は全員を集めた。
「とりあえず麻衣と太我のジャージとTシャツが届いたから2人に渡しておくのと……」
と言い、続ける。
「今年の夏合宿は……川崎でやることになったんだ。」
一同はポカン、という顔をしている。
意味が全く分からなかったからだ。
「実は川崎立花の女子の監督が……私の高校、大学時代のライバルでね……頼んだんだよ、カワタチの合宿にウチも混ぜてくれないかってね。そしたら二つ返事でOKを貰ったんだ。」
これに響めきが沸き起こる。
まさか神奈川の絶対女王と合宿をやれるなど、夢にも思っていなかったからだ。
「時期は月末……26日から4泊5日、向こうはその2週間後にインターハイだ。全部吸収して、ひと回り大きくみんなで成長しよう!! オッケー!?」
「ハイ!!!!」
その後の内容によると、どうやら筋トレ合宿のようだったが、男子も交えるということで、よりモチベーションも増す。
そして7月26日。
川崎立花高校にて合宿がスタートするのだった。
次回から新章「合宿編」です。
いやー、思い出しますね、高一の時、芽室に行った時の地獄の合宿をwww
筋トレしかしてなかったから、殆どwwwww
これマジで言っちゃうと、合宿後3日くらい疲れと筋肉痛が抜けないくらいヤバかったwwww
川崎立花の登場人物紹介も多くなっちゃうので、そこも前書きで頑張って書きたいと思います。




