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第63セット 太我と麻衣

この回で仲間が増えます。

最初は太我のパート、中盤で麻衣と麗奈のパートで行きたいと思います。


登場人物紹介は奏子叔母さんです。


倉石奏子(くらいしそうこ) 39歳 元新聞社勤務 158センチ 48キロ 3サイズB82W59H83 好きな食べ物 魚の煮付け 趣味 料理、ウォーキング


麗奈と太我の父方の叔母にあたる人物で、和巳の妹。

地方新聞社に勤務していたが、仕事を辞め、兄の和巳の元で住み込みで家事をしている。

ちなみに独身。(本人曰く結婚できない性格とのこと)

ポジティブ思考でアクティブな性格のため、和巳とは本当に兄妹なのかと疑われたこともしばしば。

生前の麗奈たちの母・美沙を姉のように慕っていた。

そのおかげで太我は時間ができたので、太我は奏子を頼っている。

 翌日。


大幾、芽衣のいる一年4組では。


「なあ大幾。俺を女バレのマネージャーとしてやらせてくれねえか?」


太我が親友でもある大幾に頼み込んでいた。


「ちょっと待って、太我……お前さ、家でメシとか作んないとダメじゃなかった!?」


大幾は中学の時から太我の事情は知っていたので、突然の申し出に驚きを隠せなかった。


「諸事情で()()()()()()んだよ、俺に。だから頼むわ。」


「だからなんで僕になんだよ! 夏岡先生に頼めよ、そういうの!!」


大幾は満更でもなかったようだったが、自分に頼み込まれるのは想定外だったため、困惑を隠せないでいる。


と、そこに芽衣が2人の元に来た。


「ちょっと。知崎と太我はどうしたのよ、朝から。ギャーギャー騒いでさ?」


呆れた様子で2人のところに座った芽衣。


太我が事情を説明する。


「ああ、金田か……俺が女バレのマネージャーやりてえ、って言ってんのにさ、大幾が取り合ってくれねえんだわ。」


「なに? そういうこと?? ……まあそれは先生に頼めば? 別に知崎も入ってもいいって感じだろうから職員室行けば? まず。私は別になんも困らないから。」


「そーゆーことだよ! だからさっさと行ってこいって、職員室!」


「ハイハイ、休み時間で行ってきますよー。」


その後太我は夏岡の元に行き、正式に入部することとなったのだった。


女子バレー部マネージャーとして。




 一方麗奈サイド。


一年7組はザワザワしていた。


クラス内で「美貌は岡倉さやかに勝るとも劣らない」、「高嶺の花」と言われているほどのクール系美少女の麻衣が、隣のクラスの「何を考えているか分からない系」の麗奈と向かい合わせで話しているからだ。


それもこれも麗奈が訪問したから……なのではあるのだが。


「何回も言ってるでしょ、麗奈……もうバレーはできないって。」


「なんで?」


「なんでって言われても……膝にボルト入ってるんだって……」


顔見知りで選抜の元チームメイトなだけあって、話自体は弾んでいるのだが空気が重い。


麻衣が麗奈の勧誘に、渋っているような顔をしているからだ。


「……麻衣さ、バレー嫌いなわけじゃないでしょ? だからやりなよ。」


「大会の後で事故っちゃってドクターストップかかってんの、こっちは!! リハビリ中なの、今!!」


「……別にそれ、バレー部に入るのと関係ないでしょ。言っちゃえば私だって今……右手折れてるし。」


「怪我の程度が違うでしょ、程度が……」


麗奈のボケに呆れながらもツッコミを入れる麻衣。


数ヶ月一緒に居ただけの関係とはいえ、麗奈の掴み所の無さに辟易しているのもまた事実だ。


だが麗奈はお構いなしに話を続ける。


「……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「はあ? 何言ってんのよ急に……」


「別にさ? 選手としてやりたくない、って言うんだったら私も無理に麻衣を勧誘したりなんてしてないよ。今のアンタの目は……()()()()()()()()()()()()()()目をしてるよ?」


「……そりゃさ、飛び出した男の子を庇っての事故だったから……やり切れないのはあるよ。それなかったら川崎立花(カワタチ)行ってたし……」


「でしょ? ……だから『マネージャー』として……来てくれない? いつか麻衣が選手として復帰できるようにこっちもサポートはする。その間はコーチ兼マネージャーでやってくれればいいし。……だってアンタのこと知ってるの私だけだし、この学校だったら。」


麻衣はしばらく黙りこくった後、一つ息を吐く。


「はー……分かった。負けたよ、麗奈。そこまで言われたら入るよ、マネージャーとして。けど私は厳しいからね?」


「それはどーも。覚悟はしてるよ? それを買ってなきゃそう言ってないしね。」


ということで、麻衣も「コーチ兼マネージャー」として入部することとなり、マネージャー3人体制で小田原南高校女子バレー部は新たなスタートを切ることとなるのだった。




 そうこうして、そこから約2週間後、小田原南高校は文化祭当日を迎えた。


小田原南高校女子バレー部3年生が組むバンドが演奏されることとなるのだった。

次回は演奏!!!

ちなみに5人のバンド名は「フォーラッツ」です。

次回の登場人物紹介は麻衣です。

予定通りサクッと終わらせたいのでお楽しみにしていてください。

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