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第31セット 綻び

分析回ですね。ハッキリいうと。

次回からです、禊応戦は。

登場人物紹介は禊応の司令塔、朋美です。


丸岡朋美(まるおかともみ) 禊応大義塾高校女子バレー部2年 八王子山麓中出身 5月7日生まれ AB型 バレー歴は小3から中2の10月、高校から再開 セッター 右利き 165センチ 44キロ 3サイズB80W56H82 好きな食べ物 横浜海軍カレー 趣味 バードウォッチング


禊応の若き司令塔。

熱血少女で義理人情に熱い性格。

哀羅からは暑苦しいと言われ疎まれている。

禊応には一般受験で合格。

中学時代に監督とチームの方針が合わず退部し、一年半バレーから離れていた。

入学後にエントランスからバレー部の練習を見た時に紗衣の熱さを見てバレーに対しての情熱が湧き上がり、最初は初心者と偽ってバレーを再開した。

だが、センスを紗衣に見抜かれたことで経験者ということがバレ、実情を打ち明けたことで一年のインターハイからベンチに入ったほどの天才を発揮した。

ただ、ブランクがあったので、トスは所々雑な部分はあるが、紗衣は成長段階と寛容な目で見ている。

 自宅に帰った麗奈は、大幾から送られた禊応の試合のビデオをスマホで見ていた。


「……うーん、バンチ(※バンチリードブロックを一般的にいうとそうなる)を破るのはどういったトスがいいのか……」


麗奈はバンチリードブロックと相対するということは今までなかったので、珍しく頭を悩ませていた。


基本的に速いトスでも常に2枚来るという想定だったので、ブロックを振り回すタイプの麗奈では、かなり厄介な相手になるのは目に見えている。


だが、その中で綻びを見つけなければいけない。


かといって真っ向勝負で行ってもブロックの基本が出来ているのも事実。


至難の業だが、勝つと決めたからには弱点を見つけなければいくら春希たちといえど勝負にすらならない、というのもまた事実だ。


悩んでいる麗奈は、一度動画を打ち切り、瑠李に電話を掛けた。



 『もしもし、麗奈? どうした?』


「瑠李さん、お疲れ様です。……どうですか? そちらは。」


『うーん……私も一回やったけど本当にめんどくさいよね、バンチ。』


「ですね。……私は初見なので、今見つけてるところなんですけど……瑠李さんの意見も聞いてみたくてですね。」


『あー、そんなこと? ……まあトモと花蓮がそんなブロック強いわけじゃないからね……冷静に考えたらここがブロックの綻びだけど……多分そんな単純じゃないと思うし、流石に強化はしてくると思う。』


「かもですね……けれどああいうのは真っ向勝負じゃないとな、とも思いますけど……」


『……かもね。私は焦りすぎたからバンバン捕まったけどさ……麗奈は冷静になればそんな捕まることはないと思う。……私だったら韋蕪樹を中心に展開するかな……』


「私もそこは考えましたけど、エリート集団なら韋蕪樹さんの超インナーは私みたいに対策してくるはずですしね……」


『あー、確かに。かといって、さやかがカギになるとは言ったけどさ、さやかを()()()()()()()()()()()()しね。』


「そうなんですよね。」


『じゃあ今日みたいなツーやったら? 翻弄するって意味だったら全然選択肢としてアリだと思う。』


「アレは何回もしないですよ。存在感が濃くなりますし。……今日のはお灸を据えるためにやったってだけで、何回も使うことは()()()()()()()()()からね……ただ勝てばいいってわけでもないですし。」


『意外と頑固だね、麗奈……ま、でもさ、気楽にやればいいんじゃない? 乱打戦ってことになるってこと想定したらさ、そっちの方が絶対いいよ。……因縁は……あるかもしれないけどね、蛭崎の件で。』


「……そうですね。私たちはチャレンジャーですから……思いっきりぶつかってみたいかと思います。」


『じゃあ……もういいかな? それじゃ、もうない?」


「ええ。ありがとうございました。……それでは、失礼します。」


『うん、おつかれ。』


……こうして、2人の会話は終わった。


そして麗奈は呟いた。


「……ま、気楽にやるか……」


麗奈は動画の再生を再開し、分析結果をメモしていったのだった。



 そして翌日。


横浜総合体育館にて3回戦と準々決勝を行う日だ。


禊応戦は第4試合。


それまでは時間がある。


麗奈はスマホの音楽を聴いて、集中を観客席で試合を見ながら高めていた。


と、ここでさやかが声を掛けてきた。


麗奈はイヤフォンを片側だけ外した。


「どう? 調子は。」


「……悪くはないね。……ただ……」


「ただ……何?」


「哀羅を気にしすぎて頭痛い。」


「なにー? そんなことー? ……大丈夫だって! 勝てるって!!」


「……そうだね。さやか、勝とう、今日は絶対に。」


そういってさやかは飲み物を買いに席を立った。



 そうして約1時間半が経過して、小田原南は試合会場の第一体育館Cコートに移動した。


キャプテンミーティングになり、莉子奈と紗衣がフェイスオフで顔を合わせた。



 そしてこれが、小田原南と禊応との死闘の幕開けとなるのだった。

次回からマジで荒波展開となります。

マジで頑張って書きます。

死ぬ気で。

次回は禊応の守護神・透子の紹介です。

お楽しみに。

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