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プロローグ
「そんなの簡単だよ。【八卦神門】を意識して……そうそうそれから【召喚】を意識するんだ。いいかい? うん。簡単でしょ? ここで僕に会ったんだから、【召喚】のリストに僕が加わったでしょ?」
「いえ、貴方しか選択肢がありませんよ?」
「そうなの? あ、ひょっとして【門】にたどり着いたの初めて?」
「2つ目です。でも最初は何もなかったんです。そしたら今回貴方が現れてびっくりしました」
「なるほどね。そういうこと……まぁ、とにかくさっきの感じで僕を呼び出すか、僕に呼び出されるといいよ」
「……呼び出すのはわかりますけど、呼び出されるって……」
「理解できないだろうけど大丈夫。必ず君の力になってくれるさ、この僕がね」
「わかりました! やってみますね!」
「うん。頑張ってね。君の世界でもきっと【八卦神門】は強力な武器になる。大事にね。あとしつこいようだけど、【鍵】は【門】と対を成すスキルなんだから、【門】にだけかまけてると、宝の持ち腐れになるからね。こっちも大事にね」
「わかってますよ~。これでもわたし、貴方が使ってない使い方をしてますから、後で教えてあげますね。ご本人に」
「そうかい? ありがとね。そうか~もっと強くなれるんだね。楽しみだよ」
「……あの」
「なんだい?」
「あっちでお節介しても構いませんか?」
「フフ。僕の世話を焼いてくれるのかい? どの時点の僕に会うのかわからないけど、そうだね。君の人生なんだから、君の好きにするといいよ? 受け入れてくれるかは保証できないけどね。失礼があるといけないから先に謝っておくよ、ごめんね」
「ええぇぇ。不穏なこと言わないでくださいよ~」
「大丈夫さ、君の行く末が幸多からんことを」
「では行ってきます!」
「うん。いってらっしゃい……ミーシア」




