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プロローグ
はじめましての方ははじめまして、ご存じの方は今回もありがとうございます。
どうも神山まやみかです!
今回は待望の第二作品。
というわけで「ちょっとみんなが攻めない方向」からの作品を書いてみました。
二作品目などで、レベルも数段上がっていると思います。
泣ける、笑える、感動する。
それじゃあね、前置きが長くなっても読み疲れてしまうので、どうぞ本編の方をお読みください。
今回はこの小説を手にとっていただきありがとうございます。
空が薄暗く、まだ車や人も通っていない時間帯。
僕の経験から察すると午前四時か五時といったところだろう。
そんな時間帯に一人の小さな少女がやってきた。
少女の服装は花柄の黄色パジャマ。
そんな少女は僕の前までやってくると、黒い綺麗なストレートの髪を垂らして小さく会釈をした。
「うぅ、また今度だね」
少女はそう言うと僕の視界から消えて行った。
いや、正確に言うと、彼女が消えたのではない。僕が眠りについてしまったのだ。
彼女は僕を優しく手のひらで拾い上げる。
どうもそこからの記憶はない。