悪人討伐
強面の男が5人ほど入り口を破壊しながらギルド内へと入ってくる。
それを見ていた他の冒険者、職員などは恐怖で動けない様子だった。
そうしてその男たちは
「いいかお前ら、金と女を用意しろ」
などと職員に言っていた。
そして、突如ブリード達の方を向いたかと思うといきなり近づいてきた。
「へぇー、獣人だがいい女じゃねえか、俺のとこに来いよ」
と、とても怯えているキターシャに言い放った。
どうやら周りは動く気がない、いや、動けないでいるらしい。
そのためブリードはこれからパーティーメンバーになるキターシャが危険だと判断し、守ってやろうと思い魔法陣を展開させ、魔法を放った。
「ブリザードレイン」
「はっ?」などと腑抜けた声を上げながら男たちは防ぐこともできずにその魔法の直撃を受けてしまった。
致命傷にならないように加減はしているが男たちは意識を失ってしまっている。
それを確認したブリードは
「ふぅ~大丈夫か?」
というと唖然としていたキターシャが信じられないように
「えっ、あの有名な盗賊を簡単に倒しちゃうなんて…」
という言葉のあとに周りの人も次々と
「信じられねぇ」「あいつ氷魔法だろ」
などとざわつき始めた。
そして職員の方に目を向けるとこちらも固まっていた。
「あのー、とりあえず騎士団に連絡してもらってもいいですか?」
とブリードが聞くと周りにいた冒険者が駆け足で店の外に出ていき、騎士団を呼びに行った。
そして、それと同時にギルド職員も奥へと戻っていってしまった。
それからしばらくして先程出ていった冒険者が騎士を連れてやってきた。
「こちらで盗賊を捕らえたとの連絡をもらったがどこに…ってこいつらは懸賞金もかかっている盗賊…いったい誰が……」
「あ、俺が倒しました」
「君が…か?とてもそこまでの実力があるとは思えないが…ギルドランクはいくつだい?」
「一応今日登録しに来たばかりなんですよねぇあはは、」
そして、騎士が明らかに疑っている様子だったが周りにいた人たちが証言してくれたことにより、何とか信じてくれたようだ。
「そうか…にわかには信じがたいが感謝しよう。そして、後日懸賞金もたっぷりと支払わせてもらう」
それだけいうと騎士の人は5人を連れて出ていったのだった。
「ねぇ、さっきは助けてくれてありがとう。それとさっきの人たちはAランク相当の実力として登録されてる人たちだったんだよ?」
などとキターシャが言っていた。
どうやらあの人たちは高ランクの元冒険者であり、とある依頼の失敗から落ちぶれ、盗賊になっていて、大変迷惑をかけていたらしい。
そしてそれからは、戻ってきた職員により、スムーズに登録が進んで行き、登録があっという間にすべて終わった。
「あの、ブリード君、改めてこれがよろしくね」
「あぁ、こちらこそよろしく」
かくして俺の新たな人間?の仲間ができた。
そして明日からはともにダンジョンに行くこととなったのだった。




