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同族
朝になりキターシャが起きてくると
「ふぁ〜よく寝た〜ってもう朝じゃん!ごめんね?昨日は交代っていったのに私ばっか寝てて」
と、申し訳なさそうに言っていた。
まぁ俺も休みながら見張りをしていたというとキターシャは、少し安心したようにしていた。
そして、今日はもう少し森の奥の方まで進むことにしたのだった。
しばらく進んでいくとだんだんと森の雰囲気が変わってきた。
なんていうか神秘的で、どこかブリードの住んでいた森を彷彿とさせるような雰囲気を醸し出していた。
そのまま進んでいくといきなり炎魔法が飛んできた。
それも人間の放つような威力ではなく…
「あっぶな、キターシャに当たれば致命傷を負っていただろ」
ブリードが防御魔法を展開させ、そう愚痴をこぼすとそれはいきなり現れた。
「いやー、まさか同族だったとはねーごめんごめん、となりに人間もいたからてっきり勘違いしちゃったよ」
それは動物のような見た目だが、魔力が溢れだし、オーラを放っていた。
すると、それを見たキターシャが
「あれは精霊?…だとしたら同族って…やっぱりブリード君って…」
その精霊の言葉は、キターシャの中にあった疑問を確信させるほどのものだった。




