12.皇国の歴史
神聖クラウゼル皇国は、『人類最強』にして『剣神』であるイカロス・クラウゼルが建国した。
建国から100年後。イカロスが死に、階級制度が生まれた。階級は無階級、5級、4級、3級、2級、準1級、1級の7つに分かれている。数字が小さくなるごとに、階級は上となっていく。
建国から200年後。曖昧だった階級制度が詳しくなった。無階級は、貧民街に住み、風魔術以外を持つ者。
5級は、貧民街に住み、風魔術を持つ者。
4級は、風魔術を持つ平民。
3級は、強き力を持つ風魔術師。
2級は、S級相当の力を持つ風魔術師。貴族も含まれる。
準1級は、S級相当の力を持ち、貴族である風魔術師。
1級は、例外。国を救うなどの英雄的行為をしたものだけが、1級となれる。
建国から300年後。国を襲った龍を討伐したとして、『龍殺し』スレイ・ナーヴァが1級となる。
建国以来初の1級より、1級の利点が追加された。免税、国内での物の売買の半額化。1ヶ月に一回、金貨を2樽。英雄にふさわしき豪邸を下賜。
建国から500年。隣国である太陽帝国が攻めてきた。これを当時の軍団長であった『爆葬の軍人』エクス・バーミリオンが単騎で、二万の軍勢を退けた。が、当時の太陽帝国の将軍である『陽炎の斬人』フレア・キャストルが戦場へ出撃。国は、戦争に負け、六十年間、帝国の植民地として扱われた。
そこをエルフの里であるイ・ルルと交渉し、エルフの当時の英雄『木の愛し子』ラーク・トラエルが援軍として、帝国を退けた。
建国から1000年。我が国では、1年おきに風霊祭を行うようになった。風霊祭では、イカロス様と契約した風の聖霊『断魔』リゲル様を祀る。精霊に寿命はなく、我々を見守ってくれているであろう。また、大精霊様が、この国の守護霊となってくれることを誓ってくださった。階級は永遠に。風を一生愛すと我が国は誓った。
建国から1200年。大精霊様に異変が見られた。少し息苦しいと行ってらっしゃったため、この国一の風魔術師に、風を起こさせた。大精霊様の煬帝はマシになった。
建国から1400年。隣国で、大戦が起こった。エスフォート王国と、太陽帝国による争いだ。太陽帝国には苦渋を舐めさせられたが、恐らくエスフォート王国が勝つであろう。あそこには『星の守護者』がいる。負けるはずもない。
建国歴1420年。予想通りエスフォート王国が勝利した。これにより、太陽帝国は大きな痛手を負った。
建国歴1498年。風霊祭で、何人かの住民が突如出現した『風の巨人』と、何者かによる風で、吹き飛ばされ、帰らぬ人となった。だが、その場にいた2級の冒険者が、『風の巨人』の大軍を討伐。彼を1級とし、『翠槍の英雄』として、語られるようになった。
〜事故での死亡者〜
5級 ラミア
カルト
ラティア
4級 ハルト
ローグ
3級 エアリア・トラーケン
「これがこの国の歴史…。ん?…フレミアが死亡者の欄にいない?」
「ラティエルさん、こっちでも色々あったっすよ!これは…イカロス様の伝記っすかね?建国からその後を書いてるみたいっす。」
「よし、読んでみよう。」
ミストって絶対可愛い。




