18.古代の巨人殲滅戦
昨日サボりました。
突如現れたゴーレムの軍隊と対峙するラティエル達。
『気張れよ!ここ越えんぞォ!』
ルクスが吠える。
「『白帝剣オルブライト』!『白の瞬斬』」
ライムの通った道にはゴーレムの残骸とそれを斬るための白い軌跡が残る。
「『空気顕現』『武装召喚 王剣レークス』!」
ラティエルが王の力を持つ剣を顕現させ、ーー斬る。
ゴーレムの胴体が崩れ落ちる。
そこに残るのは物言わぬ巨人の残骸だけ。
「私だって。支援だけじゃないんですよ。『炎よ(フランマ)』『爆発せよ(エクス)』。」
戦場に小さな炎が飛び散り、それが一つ一つ大爆発を起こして行く。
無論、味方に当たらないように調節されている。リヴィウスのその精密な魔術は彼女の敵を焼き尽くす。
「『天の業風』。『石の息吹』!」
神の怒りを代弁するような凄まじい風を放ち、即座に対象を石化させる風を放つミスト。 ゴーレムが吹き飛び、石と化す。
「うちだって、ラティエルさんに置いてかれないように頑張ってるんすよぉ!『天の突風』!」
天から吹きし強大な突風がゴーレム達を襲う。ミストの怒涛の風撃にゴーレム達は怯む。
そこに肉薄するのは、強大な槌を持ったフムスだった。
ガガガガガガッ!
急に現れた巨大な存在に、怯えながら、それに対抗して攻撃を放つゴーレム達。
ギオオオン!
ゴーレムの頭部が光を帯びる。 魔力レーザーが放たれる――その瞬間。
「させると思うか?『空気』『壁となれ』」 光線は、空気の壁に阻まれ、四散した。
『ナイスじゃ!ラティエル殿!』
フムスが一歩、前に出る。 槌を握る手に、怒りが宿る。 精霊界を踏みにじられた記憶が、胸を焼いた。
『制限解放』『怒霊の鉄槌』ィ!』
その一撃に、躊躇はなかった。 精霊界を踏みにじる者への、純粋な怒りだけがあった。
ドゴォォォン!!
地面が沈み、ゴーレムの大群が押し潰される。
『ヘッ……やるじゃねえか、ジジィ』 ルクスが笑い、光を纏う。
『制限解放』『光霊の穿光』!』
次の瞬間、光そのものが戦場を貫いた。。 忘れてはいけない。全力を出した彼は神すら視界にとらえる存在だ。
ギィィィン!
一矢報いようとゴーレムが体を光らせる。
「させないよ。『水帝剣アイシクル』。『凍』。」
ライムの振った剣により自爆しようとしたゴーレム達が凍る。 そして、ゴーレム達が崩れ落ちる。
瓦礫の山を残し、戦場は静寂を取り戻した。




