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13.VS魔物の王

今日の昼間に、12.いざ、ダンジョンへ を更新しています。まだそっちを読んでいない人はそちらを先に読んでください。

『うっし、進むぞ!』


「ああ。それにしてもダンジョンに入るのは初めてだ。」


「えっ!初めてのダンジョンが精霊界のダンジョンとかどうなってんすか?」


ミストが驚きながら質問する。


「まあ、ダンジョンに潜る機会がなかったからな。」


『オィ!準備しろっつってんだろォ!』


怒鳴るルクス。


「はーいっす。」


「ルクスの言う通り、準備が必要そうだよ。」


ライムが言った瞬間、ゴゴゴ…と、地響きが聞こえてきた。


『おいおいおいおい、チッ!9階層ぐれェ大したことねェと思ったらァそういうことかよ。』


ルクスがイラつきながら呟く。


「どういうことなんだ?」


『準備しろ。魔物の王が来るぞ。』


ルクスがラティエルに言った瞬間、砂煙を立てながらダンジョンの床から黒色のドラゴンが出てきた。


「黒色!本当に魔物の頂点じゃないか。」


ドラゴン。それは魔物の中でも最上位に至る怪物。強き力を持つドラゴンは知性を持つ。順番に、赤→緑→青→黄→白→灰→黒と、右に行くごとに強くなていく。王都で起こったスタンピードのボスである黒龍の同種個体である魔物が今ラティエル達の目の前に立った。


「額に、傷跡。まさか!『黒き暴龍』⁉︎」


ライムが戦慄を覚えながら言う。『黒き暴龍』。それは、かつて『龍滅剣ドラグレイヴ』を腰に携えた英雄が戦い、相打ちになった伝説の中江もち(ネームド)のドラゴン。


「相打ちになったはず。まさか、まだ生きていたって言うのか?」


『ア、ア。』


喋り出す龍。


「しゃべった⁉︎おぉ、すげぇ!今度孤児院の院長にしゃべる龍がいたって自慢しに行かないと!」


呑気にラティエルが目を輝かせながら言う。


『アァ、愚かな人間。貴様の名は?』


「俺?俺の名前はラティエル。冒険者だ。」


『ラティエルか、貴様は我に立ち向かうか?』


「お前が襲いかかってきたらな。」


『ガハハ!面白い。貴様のそれは蛮勇か?それとも本物の勇気か?』


「それを決めるのは俺じゃない。お前だろう?」


『ガハハハハ!しばらく見ぬ大馬鹿者だ!我と戦ったあの面白い人間に似ているなぁ!右にいるのは光と土の聖霊か。精霊界ではお主らは敵ではない。左には、エルフが2人。もう1人は…、時術師か。なんとも変なメンツよのう!』


豪快に笑う龍。


『ラティエル。癪だが、あいつの言う通り俺らはここじゃあ、あいつにはおよばねぇ。ぶん殴れ。』


「ああ。まかせろ。お前は俺の敵か?」


『良いぞラティエル。我が真名はノワール。色持ちの龍の頂点である。我はお前の道を阻もうではないか!』


グオオオオオン!そこら中に響き渡る龍の咆哮。かくしてここに、黒き暴龍ノワールとラティエル達の激闘が始まった。

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