11.精霊界に巣食う魔
久しぶりの更新です。暇な時間がなく、すみません。
『まずは、リゲルの願いを聞き、はるばる精霊界まできてくれたこと、感謝する。』
「そ、そんな、頭を上げてくださいっす!」
『いいや、主らに迷惑をかけているのは我じゃ。そこはけじめをつけんといかんからのう。』
「まず、問題についての説明をしてほしい。イゾルテ。」
『そうじゃな。遡るに、1年前ほどか。『魔』が精霊界に押し寄せてきおった。』
「『魔』?」
ラティエルが聞く。
『我もよくわからん。禍々しく、我の知る魔王の魔力にとても似ているため、『魔』と呼んでいる。』
「今は戦えないイゾルテならまだしも、ルクスとかなら倒せるんじゃないのか?」
『精霊界では精霊は全力を出せない。それはルクス達聖霊も同じじゃ。』
『簡単に言うと縛りってやつだ。俺たちはその縛りを科される代わりに、精霊界では不滅の権利を得る。』
「なるほど。」
「それをうちらに倒してほしいってことっすよね?」
『そうじゃな。』
「わかった。厳密にはどこにいるんだ?」
『通称『精霊の迷宮』。精霊界に一つしかない迷宮にいる。』
「じゃあ、少ししたら出発しようか。」
「了解っす。」
「わかったよ。」
「了解です。」
『了解だぜ!』
そうして、ラティエル達は移動を始めた。イゾルテが用意した馬車に、ラティエル一行とフムスとルクスが乗る。
『すみません、私も同行して皆様のサポートをしたいですが、イゾルテ様の護衛がいないため、私が残ります。』
「ああ、大丈夫だ。それより、イゾルテをよろしく頼む。」
申し訳なさそうに謝るアリアに気遣いをかけるラティエル。
『はい、お任せください!』
「ああ。」
馬車が走り出した。
『いいか、向こうは闇の魔力を持っている。闇と光はお互いに相性が悪い。俺は基本お前らのサポートに回る。頼んだぞ。要はお前らだ。ラティエルとリゲル。そんでミスト。』
指を指しながら話すルクス。
「なんでっすか?」
『リゲルは理解しているだろうが、残り2人の属性が相性が悪い。ライムは剣の力で他属性を扱えても、根本はエルザと一緒の光だ。そこのリヴィウスもな。得意は光だろう。つまり火力を出せるのはお前らってことだ。』
『先ほど、わしとの戦闘で見せてくれたような、あの盾を軽く撃ち破る魔術。ああいうのを放ってくれ。』
「なるほどな。最善を尽くす。」
そうこうしている暇に、迷宮に着く一向。
『奴がいるのは最下層。奴を倒す前に、ダンジョンアタックを始める。』
「『おう!』」
最後のおう!はみんな言ってます。




