7.ライムとルクスの話
ラティエル、ミストはフムスを倒し、ライム、リヴィウスはルクスを倒し試練を突破することに成功した。
『皆様、お疲れ様でした。ライム様の治療は私がしますので、皆様は精霊界に行く準備をしておいてください。』
「ああ、わかった。」
『『癒しの歌』』
アリアがライムを治療している時、白色の光が集まり形になる。
『あァ、いい一撃だったなァ、冒険者。』
『ルクスさん、お疲れ様です。』
『あァ、アリア、そいつは何分後ぐれェに起きる?』
『5分後くらいでしょうか?』
『わかった、ありがとよ』
「ていうかなんでライムさんはこうなってるんすか?」
「それは、あの人のユニークスキル『神剣召喚』が関係しているんです。」
「そこからは僕が説明しよう。」
目を覚ましたライムが話す。
『おい、ライム。オメェの血縁者に、エルザはいるか?』
「エルザ?」
『オメェはエルフの里の英霊区の出身だろう?エルザ・ヴァルトラエルはオメェの血縁者かと聞いてる』
「なぜ、知っているんだい?英霊区のことを。」
『おおかたオメェの母親の叔母あたりだろう?オメェ、エンシェントエルフにうっすい人間の血が混ざってるんだろォ?』
「全部あってる。君はなぜそこまで知っている?神話の時代から生きる聖霊だからといって、そこまで知っている物なのか?」
ライムが怪訝そうな表情でルクスに聞く。
『なぜもクソもねェ。俺がエルザの契約聖霊だからだ。テメェはしらなかったかも知れねえがなァ。』
「そうだったのか。僕は未だに疑問がある。彼女は本当に人類の敵なのかい?」
ルクスがはっとした表情でライムを見る。
『オメェ。』
「どういう意味っすか?」
「本当に、エルザ・ヴァルトラエルは人類の敵なのか。ルクス、君がそんな人類の敵に手を貸すとは僕には思えない。何か、あったんだろう?」
『ルクスさん…。』
『うるせェ、『聖歌』!いいぜ、教えてやる。』
「ありがとう。」
『だが、その前に奴を救ってもらう。奴の口から聞いた方が早ェだろ。』
「奴?」
『あァ。俺たち聖霊をも超越する唯一無二の存在。精霊達を統べ、神をも恐れさせる存在。『精霊王』イゾルテ。オメェらにはやつを救ってもらう。』
「ん?なんで2回言った?」
『ラティエルは相変わらず空気を読まねえな。』
ラティエルが空気を読まずに発言するとリヴィウスが突っ込む。
『あァ、そうだ、オメェ。』
そう言ってルクスが指を指したのはリヴィウス。
「えっ。私ですか?」
『あァ。オメェの魔術式。【里】の式だな?師匠はどいつだ?アリエルか?ルシー?それともいじっぱりのメアリーか?それとも意地悪ティファか?』
「ティファ先生です…。」
『まぁ、だろうなァ。式がティファの改良式だもんなァ。』
「ルクスさんは、どうして里のことを?」
『あァ?んなもん自分で考えろ、バカがァ。』
「そうですよね、ちなみに里は、まだ残っていますか?」
『潰れた。テメェ、イゾルテの力を持ち出したな?』
ルクスがリヴィウスとの距離を詰め、刀を突きつける。
『ルクスさん!?』
「リヴィウス!」
ライムが駆け出す。




