6.強大な力の激突
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詠唱する。神話の時代から紡がれてきたルクスの魔術。それは強く、優しい光。人が暮らす場所を照らす光。彼の魔術の原点は『安心』である。
「何か、見ていて落ち着く光ですね。」
ルクスの体を光が包み込む。
『今の俺はさっきまでの倍強ェぞ。』
ゾクッ
ライムの体を寒気が襲う。
「素晴らしいオーラだ。『白帝剣オルブライト』。僕も本気で相手しよう。」
刹那、ルクスがライムに肉薄する。
「なっ。(さっきまでより全然早い。だけどまだ対処できる。)『白斬』」
白き斬撃が光を襲う。
しかし、光は斬撃を阻む。
『おらァ!『最速の光撃』』
光の一撃がライムを襲う。ライムは苦渋の表情をする。
それを見て、リヴィウスが魔力を練る。
「ギルマス!『時計の針は永遠に(クロノスタシス)』!」
リヴィウスの詠唱の瞬間、時が止まる。
「ギルマス、お願いします。切り札を切ってください。『回帰』」
リヴィウスがライムに囁き、詠唱を始める。
「『時計の針は動き出す』」
刹那、世界が動き出す。
「その通りだね、リヴィウス。あれを出す。『我が敵を打ち滅ぼす剣よ。顕現せよ。』」
その時、ライムの前に降りてきたのは天から使わされた神の剣。
「『神剣召喚』」
『そのスキルはァ!やっぱ熱くなってきやがった!全部似てるんだよなァ!アイツに!俺は全力で阻もう、お前の勝利をォ!『極光纏う一撃』』
オーロラを纏った一撃がライムを襲う。
「君が阻んだ道を僕は超えていく!『光を断つ刃となれ。『断光』!」
ライムが放った斬撃が攻撃ごとルクスを斬り裂いた。
『あぁ、気に食わねえなあ。』
刹那、ルクスが塵となる。
「君は強かった、僕1人じゃ勝てなかった。」
そう言い、倒れ込むライム。
「ギルマスっ!『大いなる回帰』!」
ライムの体を光が包み込む。
「本当に無茶ばかりなんですから。」
ため息をつくが、安心するリヴィウス。
ここに、強き光の聖霊と神剣の使い手の戦いの決着がつく。
勝者は『神剣』のライム。
そして少し時間が進む。
リヴィウスは倒れたライムを連れて先へ進んだ。
そこで、ラティエルとミストと合流する。
「おっ、リヴィウスか。ギルマス!?どうしたんだ!」
気絶しているライムを見て驚くラティエル。
「大丈夫です。力を使い過ぎたのです。」
「そうっすか、それより、無事に4人で合流できてよかったっす。」
「ああ、そうだな。」
『お主らはルクスの試練を乗り越えたのか?』
「ええ。」
『ほう。ルクスは我々の中でも最上位の聖霊じゃ。そこの男もそうだが、お嬢さんを強いのう。』
「ありがとうございます。」
賞賛に微笑みながら答えるリヴィウス。




