5.力の試練(ライム達side)
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すみません
『よォ、俺はルクス。『万照』のルクスだ。オメェらが今回の試練を受けるやつらかァ。男の方は強そうだが女の方は随分と小粒だなァ。』
ライム達と対峙しているのは、白い髪に黄色の目。ガサツそうな見た目をした男だった。
「初対面なのに随分と高圧的だね、ルクス殿。よろしく。」
『あァ?逆にオメェらは丁寧に接してもらえると思ってたのかァ?一ついいことを教えてやろう。聖霊と人間じゃァスタートラインが違ェんだよォ。』
「まあいいや、早速始めてもらえるかな?まあ、君が僕たちに勝てるのかはともかく。」
ライムが苦笑しながらルクスを煽る。
「ギルマス、一応補助を。『加速』。」
「ありがとう。」
「いえ。」
『ほォ。随分と小粒かと思えば、時を操る魔術かァ。訂正しよう、オメェらは俺が全力を出すに値する相手だァ。』
「それはそれは、光栄だね。それじゃあ始めようか。『金帝剣ヤマブキ』。」
ライムがシグルドを金色に変える。
『いいねェ。『万照』。』
「デバフを。『遅延』」
ライムがルクスに肉薄する。
「飛ばすよ。『雷斬』」
『おっと、早えなァ。『光撃』』
ヤマブキを振り被るライムに光となり、突撃するルクス。
『接近戦と行こうじゃねえのォ!』
「術式構築。『風よ(ヴェントス)』。『遅延』。『水よ(アクア)』。」
リヴィウスが魔術を唱える。
『おォ?珍しい魔術だなァおい。』
余談だが、国によって魔術の使い方が違う。リヴィウスが使ったのは、エスフォート式ではなく、東の果てにある国『ゼルスラ』の魔術である。
リヴィウスが、まず、風魔術を構築し、『遅延』をかける。その後すぐに水魔術を構築し、同時に放つ。普通の魔術師では、二つの魔術を同時に扱うことができない。それは高等技術『二種魔術』である。だが、リヴィウスは時魔術を使い、擬似『二種魔術』を放ったのだ。
『あァ、いいなァ!敵が強ェほど、俺は輝くんだァ!オメェらに敬意を表して、全力で行ってやるよォ!『夜照らす光完全解放』。』
ルクスの手元が光る。
いつも人間のそばにあったのは、光であった。暗闇の中、光が灯ると、人はそれを見て安心する。
ルクスの原点は、『安心』だった。
ルクスはとても小さな光から生まれた。神が作った光である。
生まれた当初からルクスは強かった。だが、その見た目と気の弱さから、精霊に舐められていた。
彼は、そんな中、一つの『光』に出会い、今に至る。
彼は、その『光』に至る最中に神殺しを成し遂げた。彼の光はまさしく『最強』である。
次回決着です!




