1.旅立ち
久々の投稿です。がんばります。
「よし、行くか。」
そう言って、男は仲間と共に歩き出す。
男の名前はラティエル。
エスフォート王国王都ギルド所属のA級冒険者で、呼び名は『万喚』のラティエル。先の王都防衛の立役者の1人である。
ラティエルの横にいる女の名前はミスト。エルフである。
エスフォート王国王都ギルド所属のS級冒険者で、呼び名は『天風』のミスト。冒険者最強の一角である。
ラティエルの右にいる少女の名はリゲル。聖霊である。
かつて初代『剣聖』イカロス・エルクラウゼルと契約していた。呼び名は『断魔』のリゲル。
ラティエルの後ろにいる男の名はライム。
エスフォート王国王都ギルドのギルドマスターで、呼び名は『神剣』のライム。もう冒険者を引退したが、その強さは健在である。大戦の英雄である。
ライムの横にいる女の名前はリヴィウス。
エスフォート王国王都ギルド所属の受付嬢で、呼び名は、『時の聖女』だが、そのことを知るのは王都ギルドのメンバーのみである。時間魔術を使った治癒を得意としており、今回の旅には治癒師として同行している。
時を遡る。
ギルドで、ラティエルはリゲルの故郷を救ってほしいという、リゲルの依頼に応じた。
その時その場にいたアルノード・ヴァルトラエルも同行を申し出たが、却下された。
ミストはパーティーメンバーとして、ライムはギルマスとして、リヴィウスは治癒師として、依頼に同行することになった。
一行が向かうのは精霊たちが暮らす精霊の国『グラシアス』に通ずる扉がある、エルフの国の集落の一つである『イ・ルル』。
ミストの故郷である。
「ほら、ささっと行くっすよ、ラティエルさん。」
「どうしたんだ?ミスト、久しぶりの帰郷ではしゃいでいるのかい?」
「うるさいっすよダメギルマス!」
相変わらず扱いは酷いままである。
「そうだな、よし!『空気顕現』『魔女の箒』。」
ラティエルが詠唱した途端、その場に箒が現れる。この箒は神話の時代、『聖撃の魔女』ラスティアが使った空飛ぶ箒である。
「みんな、これに乗ってくれ。」
「はい。」
「はいっす。」
「了解した。」
「アタシはラティエルの肩にいるぜ!」
「出発だ!」




