38.国を変えるために
投稿頻度これから落ちると思います。
「共に、変えよう。」
ガレンはリンダの手を取った。
「感謝する。」
「それじゃあ、女王サマ。階級制度を無くすにはどうするべきだ?」
「この国では、多数決で可決を取る。私が階級制度を無くすと言ったとしても、通らないだろうな。」
「まあ、そんなに簡単じゃねえわな。」
「まあ、な。やはり、風術師じゃない魔術師の有用性を証明するべきだと私は考える。」
「なるほど?」
ラティエルは首を傾げた。
「鈍いな…。その他の魔術師の実績を見せれば良いということさ。」
「おぉ、そういうことなら…。」
ラティエルがガレンを見る。
「ああ、女王サマ。実はな……」
ガレンがライム達が迷宮に向かっているということを話した。
「なんと。それにしても『神剣』か。それほどの大物がお前たちのバックについているとはな。」
「まあ、バックというかなんというか…。仲間っすかね?」
「ふっ、そういう関係も良いな。」
「……何言ってんだ?女王サマ。俺たちも今は仲間…だろ?」
「そう…だな。」
「よし、じゃあ、俺たちも向こうに合流するか。」
「そうだな。ラティエル、あいつらと交信できるか?」
ラティエルはガレンの方を見て、頷いた。
「任せてくれ。『空気顕現』『音響玉』。」
ラティエルの詠唱で、ラティエルの手元に、透明な美しい水晶が顕現した。
丁度其の頃、ライムたちの元にも水晶があった。
ライム達side
「これは…?」
『……ス?…マス?ギ…マス!ギルマス。』
「ラティエルさんの声…ですね。」
「ラティエルかい?聞こえているよ。」
『お、良かった!俺らの方は、女王の協力を得れた!今すぐそっちに向かうから一緒に迷宮を攻略しよう!』
「女王の?それはすごいね。了解した。無理はしないぐらいに進めるよ。」
『ああ、よろしくー…』
プツッ。
通信が途切れ、水晶が霧散した。
そしてラティエルたちに戻る。
「それじゃあ、女王サマ。俺たちはこれから風の迷宮に向かうぜ。サクッと攻略してくるぜ。」
任せろという風に微笑んだガレン。
「ああ、気をつけてくれ。迷宮は危険なところだからな。」
「ああ、ありがとう!女王様…リンダも頑張れよ!」
ラティエルは呼びかけた。
3人は部屋を出ようとした。
「そこのエルフの女子、少し待て。」
リンダはミストを呼び止めた。
「私とお前は似ている。どうにも他人とは思えない。また、迷宮から戻ってきたら、ともに話をしよう。」
「ーーはいっす!」
ミストがパァッと笑みを浮かべた。
3人は扉を軽快に出て行き、迷宮へと向かった。
「おっしゃ!サクッと攻略しようぜー。」
「おう!」
「うち、さっきは活躍あんましできなかったし、頑張るっすよぉ!」




