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36.ガレンの願い

100エピソード記念!いつもより文字数を多くしました!

ラティエルはゲイルとの模擬戦を終えた。


コンコンッ。


訓練場のドアからノック音が響いた。


「ジーク、訓練はそのままさせといてくれ。」


「ああ。」


「入ってきてくれ!」


ガレンが扉の外に呼びかける。


「はっ、失礼致します。」


そこに立っていたのは、城門の前に立っていた衛兵。


「ヘルスか、どうかしたのか?」


「女王陛下の謁見の準備が済みました。」


「おっ、ちょうどいいタイミングじゃねえか。」


「ガレン様のご友人方も、上階へ御案内します。」


ミストが不審そうな目でガレンを見る。


(また『風の影』じゃないんすか?)


(疑う気持ちはわかるが安心してくれ。こいつは俺と飲み仲間だから、そういうことをする奴じゃねえ。)


(なら、信じとくっすよ。)


2人は交信を終え、ラティエルを連れて訓練場を出た。


「お二人はこちらの階段をお登りください。ガレン様はこちらへ。」


3人は頷き合い、ラティエルとミストは階段を登り、ガレンはヘルスの開けたドアの向こうへ入った。


「女王陛下、ガレン様がおいでになりました!」


「ガレン、私も貴方の頼みにはできるだけ答えるとは言ったが、あまりにも急すぎるぞ。」


「すみませんね、陛下。」


「良い。それで、要件はなんだ?」


「以前から打診していただいていたギルドマスターの座に座ろうかなと思いまして。」


「……ふっ、ふざけるな!」


突如、怒号が飛ぶ。上階にいた禿頭の男が、怒り始めたのだ。


「そんな話は受け入れられない!」


「静粛に。現ギルドマスター、セティ・パリア。女王陛下の発言を待て。」


「ーーっ。」


セティは宰相の注意を受け、引き下がった。


「ーーふむ。私は問題ないと考えるが…。宰相はどうだ?」


「はっ、私も問題はないと考えます。」


「そうか、ならーー現ギルドマスターよ。反論はあるか?」


リンダが厳格に問う。


「反論も何も…!これまでギルドを盛り上げてきたのは俺の力があってこそです!それなら、そこのガレンより俺の続投の方が良い選択かと思います!」


「なるほどな。ーーだが、ギルドを盛り上げてきたのは貴様の力のみではない。ガレンという宣伝塔。その他の強力な冒険者たち。ーーそういうことだ。私は貴様の方がガレンより優れているとは考えれないが。」


「……っ!」


セティは拳を強く握り締め、ガレンの方を強く睨んだ。


「……覚えておけよ、ガレンッ!」


セティは荒っぽく音を立てて上階から出ていった。


「なんだったんだ?」


ラティエルがセティが出ていった方向を見て、首を傾げた。


「いろいろあるんっすよ。」


「ーーそれでは、私はガレンのギルドマスター就任に賛成する。皆の者、可決を。」


時間が経ち、投票の結果が出た。


「賛成、393!反対、107!よって、ガレンのギルドマスター就任を我々は認めよう!」


賛成していた貴族がワーッと歓声を上げた。


「計画成功っすね。」


「まだ一歩だけどな。」


だが、当初の目的を全て達成することができたため、これは小さくも、大きい一歩となったのだ。


議会は解散された。


「ガレン様、お連れの方々を連れて、こちらへ。リンダ様が待っております。」


宰相が3人を呼び止めた。


「ん?女王サマが?ラティエル、ミストの嬢ちゃん、いいか?」


「大丈夫だ。」


「大丈夫っすよー。」


「だ、そうだ。」


「ご厚意に感謝致します。どうぞこちらへ。」


3人は案内され、リンダが待つ部屋へと向かった。


コンコンッ。


宰相がリンダが待つ部屋の扉を叩いた。


「ガレン様をお連れしました。」


「入って良い。」

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https://kakuyomu.jp/works/16818792439445915118 カクヨムの方でも活動中です!もしよければこのリンクをタップしてフォローを押していただけないでしょうか⁉︎
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