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第3話 1stダンジョン Ⅱ

 現在地は地下3階。

 配信をはじめてまだ10分経ってない。


 だいぶいいペース。


:もうB3ww

:急ぎすぎじゃ

:一度も戦闘してないけど大丈夫なん?

:なんか動きは素人っぽい

:見ごたえねぇw


(次はあの十字路を左に曲がって)


 僕は遺物キューブを拾うよりも下の階へ降りることを優先してる。

 

 最下層を目指すにはその方が効率がいい。

 エネミーとの戦闘は二の次だ。


:ドローン使えよ。政府から無償で借りれるだろ。

:画面ぐらぐら

:顔バレ防止したいんだろうね

:チャンネルのアイコンですでにバレてるけどなw

:草

:意味ねぇww

:メガネカメラ使ってるダンチューバーとか珍しい


(あった)


 奥の通路に青色に光る魔法陣を見つける。


 そのとき。


 ぴょん、ぴょん。


 スライムの群れが姿を現した。

 ぜんぶで3体だ。


:お

:ザコ敵キターー!!

:わくわく

:ようやくか

:配信主のスタイルってなに?

:姿見えないからスタイルがわからん


 今はとにかく先を急ごう。


 そのまま通路を進んで青魔法陣を踏む。

 

 ヴゥーーン!


 あっという間に地下4階へ到達した。


:なにやってんの?

:スライム無視してて草

:は?

:絶好の経験値稼ぎをスルーwww

:ええ・・・

:ダンジョンの鉄則完全無視やんw

:レベル上げくらいしようぜ


 ちなみにダンジョンにはもう一種類魔法陣があって。

 赤色の魔法陣を踏むと地上へ戻ることができる。


 だから、間違って踏んでしまうと大変なことに。

 

(赤魔法陣は踏まないように注意しないとね)


 さてと。

 地下4階に降りてもやることは変わらない。

 

 僕は通路を進みはじめる。


:どんどん行くねぇ

:謎にストロングww

:なんやこいつw

:このカメラ酔うわ。やめてほしい。

:なんかしゃべれよw


 しばらくそのまま歩いてると。


(ん?)


 十字路のあたりでウロウロしてる雷虫ビッグスパイダーの群れが見えた。

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