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ソウ、宇宙人です  作者: めいそう
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今日は朝8時45分から学校ということで6時半に起床した後、歯を磨き、服を着替え、荷物を持ち、鍵をかける、といういつもの時短ルーティーンに加え、ソウとの情報共有兼いざこざの収拾を成し遂げ(これが最も時間を食ったわけだが)、ソウに歯の磨き方を教え、というか歯を磨いてやり、口をゆすいでやり、服は、パーカーはそのままに、ジーンズはきつくていやだということで灰色のスウェットパンツを代わりにはかせるという作業を要したが故に! 家を出たのは7時半である。おかげで講義開始時間には間に合わなかったが、まあ三分の二くらいは聴講できよう。なんたって110分授業なのだから。いやあ、なんとも非効率極まりないカリキュラムであることよ。教授たちもよくもまあそんな長い間口をぐーるぐる永遠飽きずに回してられるなと、ありゃ一種の才能にまで昇華してるんじゃないかと思いますけどね。とまあ、別段親しくない、というか学内で「おす」という体育会系必殺用語を互いに交わすことにのみ特化した関係の、とにかく同じ学部で唯一の知り合いである朝倉にでも出席カードを出してもらおうと、ん? 返信早いな。

「今日……抜き、テ!」

ま!? あすいません電車の中で。って抜き打ちテストあんのこれ、今日、朝倉氏おい! ……お、おうよって……。ああ最悪なんだが終わった詰んだ。出席点引かれて抜きテゼロ点ってさあ、これ……ええ? 昨日に引き続きそんなことある普通? ……おれってば、今日死ぬんだろうかじっちゃん……運勢どうなってんだよ神様。

「ケンチ、海行きたい」

貴様は黙っておれ! ってかお前のせいだかんな! ……はああ、どうしよもう……。ええ……。うん、まあそうね……うん。やっぱあ……仕方あ、ないっか! あん! 今日は飯田ん家でのんびりやるに決まり! しょうがあない! うん! しょうがない! 起きてしまったことはあしょうがあない! 人生切り替えが大事! たかが二単位の講義でめそめそしてたら世の中生きていけんというのがモットーであるからして。うん! そだね。あいつの好きな蕎麦でも作って蕎麦パしよう、そうしよう! おれもめちゃくちゃ蕎麦好きだからな。ありゃあ何杯でもいける悪魔ん食い物だ。ついでにJFビートの漫画貸してもらってとなあ飯田、どうせ新刊もう入手してんだろお前。こいで五冊読める寸法よ!

「ソウは蕎麦好きか?」

「?」

飯田にメールしながら横目に聞いてみたが、また斜め四十五度ということなのでまあ知らないらしい。

「まあまあいいっていいって。うまいんだぞ、蕎麦。この世で最もうまいと言っても過言ではあない!」

そー言えば、聞いた話だとソウはいろんな生き物の身体機能を基本的には再現できるそうなのだが、となるとまあ多分人間の消化器官だのなんだのは再現できてるんだろうから「食事」に関しては恐らく問題なく振る舞えるだろう。っていうか振る舞ってもらわんと困る。

にしてもこの宇宙人は意外にもこちらの指示に従順で、それはこの人間社会で目立った行動を避けたいからだそうで。社会規範とかルールとか短時間で分かりやすく教える脳をおれは備えていないからと「おれの真似をしろ」と命令、いやお願いしたところ、きちんとそれを守ってくれている次第だ。こりゃあこちらとしても大助かり。顔を見る人見る人衣替えしまくったり、まだ想像つかんが何かいきなり人様を殴り飛ばしたりでもされたらそりゃもう収拾つかなくなるどころじゃ済まないだろうし。身バレして秘密結社とか何かぞろぞろ出てきてヤバいSF戦争勃発みたいになっちゃうんだろうか。想像しただけでおれの人生めちゃくちゃ詰んどるな。おれは宇宙生物でもかくまった第一級の戦犯野郎になり下がったりしてな。とそんな中二病真っ盛り(大学生だがね)の妄想はさておきと。

「ああソウ、ここで降りるぞ」

学校の最寄り駅から五つほど手前の光祥坂上で下車する。

まあ下車したはいんだが、なーんか周囲の目がやけに気になる。奇異の目を向けられてる気がしてならない。まあ昨日からなんだがね。自意識過剰ってか? けどソウは別段目立って変なことしちゃあいないし、まあ一見ディーサイレントのアイドルの顔してるだけー……で!

「はあ!」

「?」

「おい! ソウちょっとこっち来い!」

おれとしたことが、服とか振る舞い以前にこいつの顔アイドル顔そのままじゃねえか! やっばいやばい、道理で周りの目がぞわぞわしてるわけだこりゃあ。っておい! そこの男子ども、撮るんじゃねえ! ああああえっとあっ、とりあえず……あそこ。

と駆け上がり、駆け込んだ先はどこぞの映画館の多目的トイレで、平日かつ上映中だからだろう、館内にまるで人がいなかいことは不幸中の幸い!

「ソウ!」

と公共(と呼ぶべきだろうか)トイレにそぐわないのではないかと思うほどに重厚感のある銀鉄バーをガチャリと下げ、鍵を閉めると、こんな状況でも息一つ荒げずこちらを漫然と見つめるソウに向かって焦った表情を見せる。

「か、顔、い今すぐ変えてくれ!」

「顔、変え」

「そうだ!」

「そう……ど、れ」

「どれ? ええええ、こ」

いや、ネット画像とかの顔だとまた騒ぎになるんじゃねえか? 有名人とかどうか知らんし。「普通 一般女性」? いや、フリー素材とかでも元はモデルだからってこーうーん、適当に「学校 生徒」とかにするか? いやあ瓜二つの人もいるもんですねえ、いやはや、はははは、みたいに言い訳すりゃあいいか後で、同じく騒ぎになったら。有名人じゃなきゃ問題はねえ!

「じゃ、じじゃあこの人!」

そう言った途端、また例のグロテスクな工程を経て(もちろんおれは即座に目をそらしたが)どこの誰かもわからない、有象無象の集団の中にいた女子高生と思しきこのお方の顔をソウは完全に再現した。あいや、大学生にしとくべきやったか? いや、うーん……? まあいい!

「おっけ! ありがと」

こくりと頷くソウ。ってなんかやっぱり変な感じだな、こりゃ。ソウだと分かっていても目の前には全く知らない女性がこちらを見ているのだから。あっどうもー初めましてと口走りそうになるが、ソウの死んだような目と先ほどから全く動じないその人形顔のおかげでその衝動をひとまずは飲み込むことができた。

「よし」

そう多目的トイレの外に出ると数人不自然に携帯を構えている輩がいたが、皆そろいもそろって「あれ?」てな顔をしていたのは今思い出しても滑稽の極みである。

「おし! じゃあ気を取り直して蕎麦でも買って遊び行くか!」

「あ、れ」

「ん? ああ、あれは今上映中のJFビートっていうアニメ映画だ」

「えいか」

「えいが、な。あの絵がばばばーって動くんだ」

「……」

「……観たい、か?」

というかですね、おれが観たい! 映画館に行こうとは思っていたものの最近はレポートやらテストやらで行けなかったからちょうど良い機会! まあ飯田のやつもまだ寝てるだろうし。うん、全然返信来ねえ。

「今さっき始まったばっかりだからまだ広告とかそういうのだな。ちょっと待ってて、券買ってくる」

そう言ってチケット販売機で大人二人分を購入し、我が大好物、キャラメルポップコーンを素早く手に取り(もちろん購入し)、走ってソウの元に帰ってきたわけだが

「どーこ行ったあいつ?」

不思議とソウが見当たらない。ここらで別段気を引くものでもあったのだろうか。って何やってんだ。

ソウは、先ほどのトイレがあった廊下の奥で、挨拶を振りまくピンクの着ぐるみマスコットの目の前に呆然と立ち尽くし、斜め四十五度を完全にきめている。

「おーい、行くぞー」

と呼びかけると、ソウは陸上選手が試合前のウォーミングアップをするがごとく軽快なステップで途端にこちらに戻ってきた。

「あ、れ何」

とこれまた動じない目、かつ斜め四十五度でソウは問いかけるが

「ただの着ぐるみだ」

とだけ答え

「あれ、喋った、動、た人間、みたい」

と少し興奮気味にも思えるソウの言葉の羅列は横脇に置いておいてっと。それをはるかに凌駕するであろうこのおれの興奮の矛先に向けて、おれたちはそそくさと足を運んだ。

まあ、映画が終わってみて、結論から言うと、まあまあなストーリー展開だった。が、最後のエッガーとルーティの超高速近接格闘術の作画は迫力、そしてスピードともに超ド級に素晴らしかった! そしてかのソウはそれに度胆を抜かれたようで、終盤は今までの比にないくらい目を見開き(とは言っても恐らく傍から見ればあまり変わらないのかもしれないが)、

「こっれ、脅威」

と訳の分からんことを何度も呟きながら目で必死に画面にしがみついていた。ソウにも現代日本のアニメ文化をここぞとばかり堪能してもらったようで何より何より。

「じゃあ、そろそろ行くか」

と飯田の家に向かったはいいが、蕎麦とビール、菓子、その他もろもろを両手に線路沿いの坂道を登ってる最中、携帯が鳴った。

「あーい」

「おおケンチン、今暇?」

「あっ、い、今から飯田ん家」

「ちょっとさ、今宵川の河川敷で例のサッカー大会やってんじゃん?」

知らねえよ。

「草田と吉川さん用事で帰っちゃってさ。人数足りねんだよ。お前ちょっと来てくれん?」

「木村は?」

「あいつらゼミ合宿でいねんだよな。頼む! サッカーできてこの時期暇ちゃんな奴らいねんだよそうそう」

暇ちゃんで悪かったな。ってかこいつ苦手なんだよな、正直。しかも今日はだらだらしたいし、ソウいるし。誘いはうれしいけど……な、めんどくせえよなあ、やっぱ。

「今度、八島の哲学ん過去問全部やるからさ! 頼む!」

こういう時だけ調子いいのが大学生あるあるってか。高校の友人関係が尊く思えるわ。

「……うーん、すーいやっ、やっぱ今日はわりい! おれ今いとこといるし飯田と先約しちゃってるしさ、ほんとすまん!」

飯田からは返信すらねえが、まあおれからの一方的な約束ということで。

「うーそっか……しゃあねえな。分かった。じゃケンチン、また学校で」

「おっーす」

とまあ、今日はこれでゆっくりだらだらできそうだと。自分に妥協はいかんからな。

「そういやソウ、おれたちはいとこ同士ってことにするからな。あなたは誰ですかって聞かれたら、いとこのソーウーって言うんだぞ。おーけー?」

「おーけー」

「名前は?」

「ソーウー」

「いとこの?」

「ソーウー」

「オッケー。プロ漫才師並みに完璧。後は何聞かれても何も言わなくていい。まあ言いたいときはもちろん言ってもいいぞ! 宇宙人バレない保障はないけど。まあ海外長くて日本語分からないってことにしとくからさ。おーけー?」

「おーけー」

「おし。ああ、ここここ」

入口の正面左手に設置された割と段差のある簡易階段を四階までヒーヒーと上がり、一番右奥の407号室が飯田ん家である。

「おーい飯田ー、飯だぞー起きろー。客だぞー」

ドアを三回どころか永遠と叩くことは、それ相応に彼がスリープモードから脱するのが困難であることの裏返しなのだが、まあ何と言うか、今日は全く起きてこないね、あの野郎。今何時だと思ってるんだ。

「おーい、飯田ー! ……ダメか? あいつ」

「をおっす健二氏。おはようさん!」

不意にガチャリと空いたドアの向こう側からはソフトクリームマシーンで最後の最後で綺麗に絡めとることに失敗しそのアイス先がべたりと横に倒れてしまったかのように無様な寝癖をつけた、水色の愛らぶ東京Tシャツに袖を通そうとする、これまた裸の、厳密にはパンツ一丁のルンルン小太り野郎が出てきた。

「ってへ! じょ、じょ女子、ってきゃ!」

「ふざけてないでさっさと服着て通せ、蕎麦とかで重いんだよ」

「お、おすです了解です。つーか何故に蕎麦?」

「メール見てねえだろお前。暇だから蕎麦パしよって。てかそれよりちょっと下がれ」

「あ、ほいほい。どうぞどうぞい」

そう言ってぽっちゃり気味の裸体二号は三歩ほど家の中に後退した。

「いやあ、健二氏が女性さん連れてくるなんて以外も以外、天下騒乱流星のごとしとはこのことなりで」

「また訳の分からん事言ってないでさっさと起きろよ。この子おれのいとこのソウ。今おれん家で預かってる」

「あっどうも初めまして、吾輩かの有」

「でこいつ飯田。基本家でダラダラしてる引きこもり筆頭野郎です」

「っておーい健二氏! そりゃないぜよ。我もキャンパスライフ謳歌絢爛中なのだよ君、それでもリージェス艦隊に乗り込む気概はあるのかね、ジェームズ君!」

「こいつよく語尾に訳分らんアニメか何かのセリフ持ってくる病気だけど気にしなくていい。おれも理解できないから」

「きっ、ひっきっ貴様! 殿を愚弄するつもりか! 和井園の犬めが!」

「最初はうざかったけど段々無視できるようになってくる」

「き、貴様! それでも悪運の」

「はいはい分かったから、ソウのために席つくってやれ」

「お、おおおす、でうすます」

「ってお前まだ朝食にチョコ食ってんのかよ。絶対ヤバいって」

おれは玄関の目の前のシンクに散乱したチョコのビニール袋たちに盛大に嘆きかける。

「何故に将校?」

「朝食じゃねえだろチョコは」

「全くの論理崩壊で草」

「ああ、あとこないだのチャリ返せ」

「そんな横暴なりよ」

「お前もう外でねえだろ」

「うぬ、いかにも!」

「いかにも! じゃねえよ。少しは散歩とかしねえとそのうちキングビーのファインドみたいになっぞ」

「それはそれで……良きかな」

「デええブ」

「あはい! 人権侵害! 絶対反対! 撲滅せよ! 我が同」

「はいはいはいはい。じゃあ後は頼んだ」

「あいよあんちゃん」

飯田に買い物袋を全て手渡し、部屋のど真ん中に置かれたローテーブルに手をつきながらよいこらせとフロアに座ると、ソウも全く同じくローテーブルに手をつきながらおれの隣に座った。

「つか将校、JFビート百巻目閲覧済み?」

「いや最新の五巻分読んでねえ」

「ほっ、いやあ実はねええ! ソフィが」

「いやあ天劇のウルファウレの十話でライトがさあ」

「うはああ分かった分かった! 悪かったよ将校! ワイの悪手!」

「はっ、今度やったらブラックキャッシャー二度と貸さんで」

「うぬ。面目ない」

「そういやみっちゃんは?」

「今朝は来ぬな」

「金曜なのに珍し」

「うまあ、もうちょいしたら顔出すなりよ。グッラック!」

「ちわー」

ぎええ。千寿里。

先ほどのドアを嫌々開けると、相変わらずに皮肉にまみれた嫌味顔にご対面した。

「みっちゃんは」

「今日はまだいねえよ」

「はあ? あんたらついに愛想つかされたんじゃない? ざまあ」

「用ないなら帰れ」

「うっさいわね。誰? 女?」

「うちのいとこ」

「言い訳きいっしょっ! 絶対女じゃん! あんたら似てないよ?」

「あーああそう思いたきゃそうしろ。てかそれ置いて帰れよもう」

「みっちゃん手渡しするし、あんたら信用ならねんだよバーカ」

「勝手にしろ」

「きっも」

きもきもうるせえ野郎はそう言いながら家にズカズカ入り、

「あっ、ちずりんおっは」

と言う飯田のふくら笑みに反応もせず、奥の椅子にドカッと腰を下ろした。

「で、あんた、名前は?」

地べたに座るソウに上から問いかける。

「ソーウー」

「何あんた普通に喋れないの?」

「……」

「きいっも。あんた外人?」

「おい千寿里!」

「はいはいいとこでしょ。何かの病気?」

「おい! ソウは海外長いから日本語上手くねんだよ」

「あんたには聞いてない。何語喋んの、ねえ?」

「……」

「……おれも知らんけど」

「はーあ? きっしょ」

こいつ、本当にうざいったりゃありゃしねえ。みっちゃん以外に普通に接してるとこなんて見たことねえし、全く。

「警察呼べば?」

「は? お前何言って」

「いやあんたんいとこじゃないでしょ。見りゃ分かるし通報しろよバカ」

「いやおい警察は」

「は? なあにこいつめっちゃこっちにらんでるんですけど? 何? こおっわ」

「おい!」

「あんた誰? ねえ? 警察行くの怖いの? 何か言えよ、おい! きしょ兄貴のいとこさん?」

「おいやめ!」

とその時だった。ソウの左腕が部屋中の空間を一気に飲み込み、千寿里に向かって構えを取ったのは。

「ソウ!」

振り向いたソウの左目からは涙が一瞬見え、右目からはあの殺意に満ちた眼光が一段と激しさを増して凍てつく様子が見えた。

天井と壁に食い込んだのか、鬼のように醜悪な形をした、翼のような左腕が幸いにも千寿里の目の前で止まり、しかしソウの息遣いは荒ぶる鬼のそれであった。

「ば……化け物……いいっ、いやっ……あっ、はは化け物!」

千寿里は血相を変え必死に部屋から這いずり出るとおれたちには目もくれず外に駆け出した。

「しょ……将校」

巨大に広がった左腕の下で膝を抜かしながら蕎麦をバリッバリッと握り締める飯田は唖然とどこかを見つめる。

ああ、いきなりまずいことになった。

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