料理
ちょっと料理に関して思ってみたことを書いてみました。なぜか途中で違う話になっていますが・・・。
私は作品を読んでいて何となく感じられる人もいるでしょうが、お酒や食べるのが好きです。今回は料理の話をしようかなと思います。まあ、勿論そんな大した話ではないのですが。
私は自分でも料理をするのですが、段々調理関係の道具の技術が上がってまして、自分の子供のころからは考えられないほど、簡単にいろんな調理ができるようになってます。ちょっとした料理なんて、材料と調味料を入れてボタンを押すだけです。最近(問う程ではないですが)カット野菜も出回ってきて包丁も使わなくて済みます。
私の家の近くは田舎なので、そうでもないですが、東京とかだと包丁がない家庭が多いのだとか。
カップ麺のレベルも段々上がっているのですが、それより驚いたのが冷凍食品の麺類の美味しさです。特にパスタ系はハッキリ言って下手な店のものよりおいしいです。
前はちゃんとパスタをゆでて作っていたのですが、自分の腕では到底かないません。特にクリームソース系は作るのが難しいので、圧倒的に冷凍食品の方がおいしいです。
これからどんどんこういうのが増えていくのかな、とか思っているんですが、進化した先はどうなるんでしょうね。所詮は水分、炭水化物、脂質、たんぱく質の組み合わせですから私や他の人も書いているように宇宙食のようにチューブに入ったものや、フードカートリッジみたいになって、調理器具でボタンを押せば料理として出てくるみたいになるんじゃないでしょうか。今でも合成肉とかは出来がいいのになると、素人ではほとんど区別がつかないようです。
でもその一方で料理技術が衰えて行ってしまうようにも感じるんですよね。今ではまだ手軽な値段で美味しいものを出してくれるお店がありますけど、そのうちただ機械をいじるだけの店ばかりになってしまうんじゃないでしょうか。
そこで思い出したのが使い捨ての髭剃りと職人の作る髭剃の話です。テレビの番組での話ですが、実は使い捨ての髭剃りにはいろんな職人の技術が詰め込まれていて、刃の角度や硬さなど最高の職人さんの物を参考にして日々技術開発をしているそうです。しかし、もうと手作りの髭剃りを作る職人さんは殆どいないとか。職人さんがいなくなった段階で、技術開発は終わるだろうと放送されていました。
同じ感じで、実は日本刀の技術ももうすぐ失われるだろうと言われています。昔ながらの線香を作る人はもう70代の夫婦2人だけ、家庭用の手作りの神棚は5件しかもう店がないそうです。
大げさかもしれませんが、そうやって料理も作る技術を持った人がいなくなると、段々と単純化されていくのかなと考えてしまいます。そのうち美味しいという感覚がなくなり、SFでよくある金属のトレイに盛られた、半液状の何かを普通に食べることになるかもしれません。
昔はそれがSFちっくで良いと思ってた時もありましたが、今ではそうなってほしくはないですね。
コロナで、今飲食店は大変らしいです。何とか日本の食文化を守ってもらいたいと思います。
つたない文ですみません。暇つぶし感覚で読んでもらえたらと思います。
後、宣伝になってしまって不快に思う方もいらっしゃるとは思いますが、オリジナル小説を書いていますので、良ければ読んでいただけたらと思います。