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消えた100円の行方

これは俺が体験した摩訶不思議な物語である。


焼き肉バイキング、ご存知焼き肉を食べ放題で楽しめる素晴らしい店だ。

両親が経営するそこでバイトをしていた俺はある日悪いことをした。


「いらっしゃいませ~何名様ですか?」

「3人です」

「料金は先払いとなってます。3名様で3000円です」


受付で代金を受け取った俺はレジに入金して客を席へと案内した。

サービスを何時ものように説明してレジへと戻った俺は忘れていたことに気付いた。

今日は広告には出してないが時間限定で三名以上で500円引きサービスを行っていてギリギリ時間内での入店だったのだ。

俺は慌ててレジから100円玉を5枚取り出して手にしてレジを離れた。

そこで悪魔の囁きが俺を誘惑した。


客は3人だ、サービス内容は店側にしか分からない、5枚を3人に分けるのは難しいから200円を貰ってしまおう、どうせバレないさ。


俺は200円を自分のポケットに入れて客に300円をタイムセールのサービスを忘れていたのだと告げて返金した。

罪悪感は確かにあったが、たったの200円だと自分を納得させてやってしまったのだ。

結果誰にもバレること無く俺の完全犯罪は完了した。


筈だった…


その日の夜、俺はフトとんでもない事に気が付いてしまったのだ。



3人の客は最初3000円を支払った、つまり1人1000円だ。

そして俺は300円を返却した、つまり代金が1人900円になったのだ。

俺の目の前に盗んだ200円がある…

客が支払った総額は2700円、俺の手元に200円…合計2900円。

一体100円はどこに消えたのか…


世の中には解明できない不思議な事が起こるものなんだなぁと布団を被って眠りにつくのであった。


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