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第5話『その日の黒峰』




その日の男子サッカー部は西校で練習試合だった。




結果は惨敗、はは・・・西校は強いエースがいるから仕方ないよなぁ・・・

ふと横のテニスコートが目に入る。




「お、あれはたしか・・・同じクラスの・・・黒峰・・・だったか・・・」




ほぼ冷やかし目的で試合をのぞきに行く。

へぇ・・・予選の決勝戦なんだな・・・




おおぉ・・・




周囲がどよめく・・・

ゆるく落ちるボールに黒峰がダイビングキャッチで飛びついた・・・




あいつコートの土で泥だらけじゃんか、はは・・・みっともない




試合は続く。

相手のスマッシュ・・・これはもう駄目だろ・・・



おお・・・取りやがった




・・・!!



・・・!!!!



・・・うぉおおおやっべ



・・・・・そこだーいけっけえええええ





$$$





翌日、

黒峰は机に伏していた。

男子サッカー部の数名が黒峰に駆け寄る。




「黒峰ッ・・・お前・・・昨日の試合見たぜ・・・おま・・・おま・・・テニス弱いって言ってたのに強ぇえじゃんかよー」




「・・・ああ・・そう」

黒峰の表情は堅いままだった。

そういうのもクールでカッコいいな、おい




その賞賛は嬉しいものだが・・・

(痛い、痛い、痛い)

それ以上に筋肉痛でそれどころではない黒峰だった。


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