2/12
『白馬風利』
『白馬風利』は背の高い爽やかイケメンだった。
同じ学年で同じテニス部で全国大会に出場するほどに強い。
『舞浜汐音』とは同じ中学でいつも仲が良さそうに話す。
その会話が耳に入るたび・・・
心がざわつく・・・
もやもやする・・・
「ふたりって付き合ってるの?」
「そんなことないよ~」
心臓が波打つ。
ああ、良かった肯定されてしまったらどうなっていたか
部活帰り、
一緒に帰る、白馬と舞浜を見かける。
今日は寄り道して帰るか・・・
黒峰は帰る道を変えることにした。