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自然と共に楽しむって事!  作者: メスティン
6/7

鰻丼

鰻はけっこう釣れる魚です。

金曜日の学校が終わると釣具屋の尺取虫に走り出す。


次の狙う魚を決める為に店長に聞きに行く。


「こんにちは!店長、美味しくってお母さんを喜ばせる事が出来る魚何かないかな~?」


「鰻なんてどうだい?」


「鰻なんて広島市内で釣れるの?」


「釣れるよ!」


詳しく店長に聞いて行く。


仕掛けは、鰻仕掛けで餌はミミズや、青虫‼


早速、ポイントに見に行って見る。

カワウが、鰻を飲み込んでいる瞬間を目撃する。


「すげー」


なかなか面白い物を目撃できた。


家に帰り、鰻は夜釣りなので、夜に釣りをするために用意してから出掛ける。


場所は、住吉神社のまん前、シーバスの一級のポイントである。

ここは、石が沢山沈んでいるのでそこを狙う。


餌は、青虫で数匹を房掛けでつり始める。


最初の当たりがあり、なかなか引く魚が上がってくる。

35cmのマゴチである。


ここは、昔からマゴチが釣れる場所です。

「やったー、刺身で美味しい魚ゲット~」


クーラーにしまい、次を狙う。

ごんごんと、竿が曲がる。合わせると、リールが巻けないほどに重たい。


ゆっくりとやり取りをして、魚を浮かしてくる。


一メートルはある、オオウナギがかかっている。

タモを出して取り込む。


すぐに、クーラーに入れて喜びながら、持って帰る。


お母さんに見せると、すごく驚いてくれる。


これは、食べるのが楽しみである。でも、それ以上にある思いがある。

「お母さん、誕生日おめでとう。いつもありがとうね。」


ケンタは、お母さんの誕生日だから、お母さんが喜んでくれる様な魚を釣りたかった。


今日も、料理を手伝って行く。


鰻は、さばいた事はないが、まな板がずれない様に押さえとかないと、一人ではさばきにくい。


蒸した後に、蒲焼きにする。脂がよくのっていて、香ばしい匂いが立ち込める。


家族三人がそろい、鰻丼を楽しむ。


「ケンタ、お母さんは幸せ者だよ。」


そう言われて、ケンタは頬を赤らめながら鰻丼をほうばっていた。


家族とは、こうあるべきだと思います。(*^^*)

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まだまだ未熟者ですが、日々精進して行きたいと思います。
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