アジの南蛮漬け
今、広島では、鯖やアジがよく釣れてます。
「おはよう」
お父さんよりも先にケンタが起きる。
お父さんを起こして、魚釣りに行く。
今日は、地御前の波止にサビキ釣りに連れて行ってもらう。
朝早くから開いている釣具屋に向かい、アミエビと、サビキを買う。
釣れるサビキは釣り場に寄って違うので、アミエビの赤と、ハゲ皮、ケイムラの三種類のサビキを用意して行く。
釣り場に着き、サビキを用意して魚釣りを始める。
かごに餌を入れて沈めると、豆アジが沢山群がってくる。
アジの大きいのは、水深の深い場所に居ることが多いので、針は大きめにして、豆アジがつれない用にして、沈めてやる。
15cm位のアジが釣れてくる。
黙々と魚釣りを続けると、サビキが千切られたりする事がある。
この時期は、サゴシが廻ってくる事があるので、たまにある。
バケツ一杯のアジを釣り上げて持って帰る。
家に帰り、母親に見せる。
「こんなに釣り上げたの!さばくの手伝ってね。
」と、言われて、さばくのを手伝う。
さすがに、さばくのが大変だ。
ケンタは、釣りすぎた事を反省した、この量だと、当分の間アジの料理が続いてしまう。
魚は大好きだけど、毎日同じ魚料理だと飽きてしまう。
この日は、沢山のアジの南蛮漬けを料理して食べた。
冷蔵庫の中が南蛮漬けだらけになってしまった。
一週間は、南蛮漬け生活になってしまいそうだとケンタは反省した。
次の日に、おかあさんが、御近所さんたちに、南蛮漬けをお裾分けしてくれた事でケンタは、胸を撫で下ろした。
アジを泳がせて魚釣りしたら、アカエイや、ハマチ、サゴシ、スズキ等が釣れます。