アサリ料理
魚釣りには餌が重要ですね。
土曜日の夜、学校が終わると同時に走って家に帰る。
今日の干潮は夕方の6時である。
平日の間に、尺取虫に行ってクロダイの餌と、仕掛けについて聞いてきている。
仕掛けは、落とし込み仕掛け。
チヌ針の3号を基準に、ガンダマはbでカラス貝や蟹を餌に釣りをする。
落とし込みの竿は、子供の小遣いでは買えないので、家にあった、お父さんのブラックバス用のスピニング用のSHIMANの竿を使用する事になった。
PEラインの1号のラインの巻いてあるSHIMANのアルテグの2500番のリール。ハリスは、1、75号でこれらのついでに、たも網も借りて来てある。
準備は万端。
後は、餌の準備である。
「ただいま」すぐに着替えてから
家の近くの干潟に長靴とバケツとスコップを持って行く。
下見はばっちりなのである。カラス貝の1.5cmから3cmの物を選んでバケツの中に入れて置く。
塩をまねいてる蟹を見つける。
「いたいた!」
ゆっくり近づいて行くが、泥の穴の中に逃げて行く。
その穴の周りをスコップで掘って行く。
「とれたー」
蟹を見つける。挟まれながらも捕まえてバケツに入れる。
それを繰り返して、明日必要な分を捕まえる。
干潟には、シャコやアサリやゴカイ等もいる。
そんな場所は必ずある。アサリが近年取れないと言われているが、アサリも居る所はある。
ただし、自分が見つけた場所を人に教えるとその場所は人が増えてしまい、アサリや魚は居なくなってくる。これは悲しい事だけど、事実なんだ。
日暮れまで時間が有るのでアサリもついでに取っておく。
最後に、小さいアサリは、掘って埋めておく。
これで、エイやクロダイに食べられてしまわない用になるはず。
バケツに、餌のカラス貝と蟹とアサリを持って家路につく。
「明日は釣るぞー」
母親に、アサリを渡す、その他の餌は別のバケツに入れてある。
今日の晩ごはんは、アサリのみそ汁に、アサリと玉ねぎのかき揚げである。
砂抜きは、きっちりしてあるからとても美味しい。
揚げたての湯気が出ているかき揚げに塩コショウをかけて食べる。「美味しい」アサリの出汁が玉ねぎとよくあう。
いつも、料理してくれる母親に感謝しながらかき揚げを頬張る。
明日は、早起きでクロダイを狙うから早く寝ないとね。
アサリ料理は酒蒸しも美味しいですよね!