第一・二章 武蔵野線と埼京線と川越線
一章 いざ登戸へ行かん
ある日のこと、僕は友達と南武線の205系が引退するという話をしていた。
僕はその友達と南流山で会うことになった。
次の日、僕は親に市内一周してくるといって朝早く出かけて行った。
弟も一緒だ。
「あいつこないな~」
僕は弟としゃべっていた。
「もう、行くか。」
「うん」
そしてIC入場し、府中本町方面へ行こうとしていた。
しかし僕の後ろには塾の先生がいた。
(もしもこれがバレたらどうしよう)
そう思いながら電車に乗り込んだ。
結局、バレずに済んだ。
「ふぃ~ よかった~」
僕は一路府中本町を目指した。
が、しかし、まだ時間も余っているということで埼京線と川越・八高線と中央線を乗り継いで行くことにした。
僕は武蔵浦和で乗り換える事にした。
次の電車は快速の川越行きだった。
「これに乗ろうか」
「うん!」
弟は喜ぶように言った。
暫くたつと電車が来た
車内に入るとまず車内に入ってカメラが気になった。
「え~っと 確かこれは・・・ スリ防止かな?」
「たぶんね」
僕はこの後、どんなことになるのか想像もしてなかった。
二章 これじゃあ間に合わないそうもないよ~ 八高線編
僕は川越で乗り換えると209系の押しボタンが気になった。
そして乗客も少なかったので発車までボタンで遊んでいた。
そして発車した。
「東京の田舎と違ってもう秩父みたいだな~」
景色がもう山の中だった
「おじいちゃんのお墓も見えるんじゃない」
弟が言った。
そう、八高線の沿線にはお母さんが生まれて3年後に死んでしまったおじいさんのお墓があるのだ。
「そういえばこの電車、高麗川行きだよね」
あ、そういえば!
「うん・・・ このままじゃ登戸行けないや」
もう僕の顔はシナシナになったキャベツ並みにしわができていた。まだ僕若いのに・・・
高麗川に着くと向かいにはキハ110系が高崎行きの表示を出して止まっていた。
僕はここで1つの判断を下した。
それは、「高崎行くか」
「いいね!」
弟も賛同してくれた。
まずは清算を済ませて、それから乗ることになった。
そして車内に入ると、空いていた。
運転士さんに確認すると11時くらいに高崎に着くという話だった。
僕は車内で寝そうになった。
表をみると巾着田からの観光客が駅に来ていた。
暫くすると弟の前に2人の老夫婦が座ってきた。
この人は後にこの話に深くかかわってくる