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悪徳貴族として酒池肉林を目指しているが、世間がうるさいので黙らせることにした  作者: ルピナス
王国編

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第51話「宣言」

レイアはガーネット3世の私室を訪れていた。

隣には王妃ハイネ

ガーネット3世「レイアよ。秘密の話とは」

レイアは身体を震わせて言う。

レイア「お父様…私は王位を継ぐわ」

ガーネット3世は悲しい顔をしていた。

その発言は、親離れと同時に兄2人を追い込む発言だった。

ガーネット3世「……そうか」

レイア「まず、やりたいことがあります。」

ガーネット3世「…聞こうか」

レイア「西の街道の整備と東の流通の円滑化」

レイア「それをやるための資金が欲しい」

レイアは真剣な眼差しでガーネット3世を睨みつける。

ガーネット3世「……その強情さはハイネに似てしまったな…」

ハイネ「私、そっくりですわ」

ハイネは微笑む

ガーネット3世「好きにやるといい。他の兄弟には知らせなくても?」

レイア「あの二人は不在よ」

ガーネット3世「ならよかった」

レイアは一礼して、王の私室から出て行く。

ガーネット3世「…レイアよ。道を踏み外すではないぞ」



レイアは王城の中庭を通る。

そこには北西の方向を向いて、祈りを捧げるアスベルが居た。

レイア「信心深いのね」

アスベルはゆっくりと立ち上がる。

レイア「その方向は聖王国かしら?それとも、ランドバーグ公爵家?」

アスベル「……あなたには関係ない」

レイア「……まだ未練があるの?」

アスベル「…そんなものはとっくに捨てた。」

アスベルはレイアに背を向けて去っていく。

アスベル(復讐など、とうに捨てた。)



深夜

アスベルは黒いフードを被り酒場に来ていた。

??「マスター!蜂蜜酒、甘くて濃いやつ」

男性はアスベルの隣に座る。

アスベル「遠くから悪かったな」

ルーク「良い儲け話が聞けそうだと思ってな。」

ルークは情報屋だ。聖王国のときに世話になった。

アスベルとルークは乾杯する。

ルーク「で?何が聞きたい?」

アスベル「東の海運や流通の元締めは誰だ」

ルーク「…次は何をやろうってんだい?」

アスベル「質問しているのはこっちだ」

ルークは蜂蜜酒を口に運ぶ

ルーク「また、金は払わないのかよ」

アスベル「家臣にしてやる。」

ルーク「は?」

アスベル「俺はこの国の全てを掌握する」

ルークは固まる。

ルーク「普通なら無理なんだろうが……」

ルークはニヤリとする。

ルーク「旦那ならやっちまうんだろうな」



アスベルは王都の正門まで来ていた。

正門前には馬車が2台並ぶ

レイア「まあ…気をつけて」

アスベル「ここに必ず戻ってきてね!とか言ったらいいですのに」

レイア「…恥ずかしいじゃない」

コルド「じゃあ、西のルクシード公爵家に行ってくる。」

アスベル「ああ…頼む。レイア姫を守れよ。」

コルド「まあ、なるようになるさ」

コルドとレイアを乗せた馬車は西の方角に進んで行った。

アスベルは手元のメモを見る。

東のドン“ヒメラギ”

アスベル(さて…美味しい餌は用意した。)

アスベルは馬車に乗り込む。

アスベル(ここからは釣るか、釣られるかだ)

読んで下さり、ありがとうございます。

ここからは2正面に分かれます。

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