第42話「絶望」
アスベルは足を引きづりながら立ち上がる。
アスベルは肩で息をしながら周りを見る。
アスベル(目の前にはアイミス、ミスティ、シンシア)
アスベル(ミスティの剣を避け続けるのは無理だ)
アスベル「なんの真似だ。」
3人は何も答えない。
アスベル「そうかい。」
アスベル(雨を利用する)
アスベル「ウォーターレイン!」
アスベルが放った魔法が空中で弾け、雨弾となり降り注ぐ。
アスベルが体勢を崩したミスティを殴ろうとする。
??「マジックミサイル……」
アスベルが横にふっ飛ばされる。
アスベルは地面に倒れ込んだ。
ガストン「…弱いな」
アスベルは全てを悟った。
ガストン「今のパンチは本当なら届いていたはずだ。」
ガストンはゆっくりと歩いてくる。
アスベル(そうか…)
??「まあ許してあげてよ父上」
アスタが父上の後ろから出てくる。
アスタ「仮にも自分と共に頑張ってきたんだから」
アスベル「え…?にい…さ…ん?」
アスタは倒れ込むアスベルを見下す。
アスタ「清々するよ。こんな影武者が居なくなるなんて」
アスベル(考えてなかったわけじゃない!)
アスベル(ただ…)
アスベルに冷たい雨が降りしきる。
アスベル(考えたくなかっただけだ)
アスベル「…いつからだ」
ガストンは不敵に笑う。
ガストン「最初からだ。私は一度もお前のことを名前で呼んだことはない」
アスベルは何も言えなかった。
ガストン「終わりだな」
ガストンがゆっくりと剣を抜き、歩みよる。
アスタ「お待ちください」
アスタ「ここで殺すより、追放しましょう」
ガストン「ダメだ!こいつは無駄に有能だ」
アスタ「今や、地位も名前も、家臣も失いました。」
アスタはアスベルの頭を淡々と踏みつける。
アスタ「ただの偽りの男です」
アスタは小袋を投げ捨てる。
アスタ「せめてもの情けだ」
アスタ「外に放り出せ」
アスベルは衛兵に連れられ、外に連れていかれた。
バーグの街郊外
衛兵A「ここでいいだろう」
衛兵はアスベルを投げ捨てる。
衛兵B「さあ帰るぞ」
衛兵A「待てよ。」
衛兵Aは黙々とアスベルに近づいて、蹴りを落とした。
衛兵A「こいつには舐められた口を聞かれたんだ」
衛兵B「おい!やめとけよ。死んでしまう」
アスベルは何の抵抗も示さず、地面に横たわったままだった。
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