303号室、入居者は静かに微笑む
●登場人物紹介
猪上 健一。54歳。イノウエマンションと管理会社のオーナー。
鈴木 美咲。29歳。猪上の恋人&管理会社の雇われ市長。
山田 大和。24歳。イノウエマンション303号室の入居者。
ララ 100歳 ? 山田の黒い愛猫。
カローラ・レビン・セリカナムス。 山田の婚約者。
私の名は、猪上 健一。
地方都市に5棟のマンションや、多数の駐車場等を所有して、生計を立てて54歳、独身だ。
以前は、12歳年下の妻と結婚していたが、10年前に離婚した。
離婚の原因は、当時34歳の妻の不倫だった。
有責配偶者と間男からは、多額の慰謝料を分捕った上、離婚した。
元妻の浮気相手は、元妻より10歳も年下の大学院生だった。
元妻と浮気相手は、私との離婚後は、多額な慰謝料を払う為にアルバイトを多数掛け持ちをして、貧困生活を送ったと聴いたが、私と関係ない事だ。
元妻は、慰謝料やその他の借金を払う為に大人のお風呂屋の従業員として務めたと某知人経由で聞いたが、繰り返すが元妻と離婚した私には関係ない事だ。
42歳で、独身貴族に戻った私は、優雅な独身生活を送り54歳の現在まで、年下の女性達との自由恋愛を満喫する日々を過ごしている。
現在の恋人は、私がオーナーを務めるマンション5棟の管理会社の雇われ社長、鈴木 美咲だが、厳しい残暑が和らいだ9月の或る日、イノウエマンション1号館303号室、入居者に付いて、相談を受けた。
私の使用するビルの、1階の管理会社の応接間で、問題の303号室の入居者、山田 大和について相談を受けていた。
尚、隣の304号室は私の住居に成って、時々美咲も泊まりに来ている。
美咲「303号室の山田さん、最近、妙に元気じゃない、ダーリン」
健一「ダーリンは呼びはやめてくれ、美咲。確かに山田さんは元気だ。昨日、廊下で逢った時に挨拶避けた時に、顔色もよくご機嫌な様子をだったな」
美咲「貴方、303号室は色情の女幽霊が出る事故物件、入居者が必ず逃げた出す筈なのに、山田さんは逃げ出す事も無く半年も居座っているわ」
健一「303号室は、訳アリ物件だから、家賃は安いが、山田さんは家賃を毎月、遅れずに払っているから強制退去を求める訳には行かないから」
イノウエマンション1号館103号室は、訳アリ物件なので家賃は、安めだが保証金は他の部屋より、高めの保証金となっている。
イノウエマンションでは、更新料の支払いが無い代わりに、保証金は部屋の保障費として支払うシステムに成っている。
訳あり物件303号室は、格安の家賃に釣られ入居する鴨は、多いが303号の入居者は、早くて1日、長くて3カ月で退去する破目になる。
良心的な私は、格安家賃の訳を303号の入居者に、説明するのだが格安家賃に惹かれた幽霊の事など信じず、笑顔で入居者するが、今迄の入居者は、幽霊の様な青い顔して退去する破目になり、没収された保証金は、管理会社の売上になる訳だ。
確かに、色情の美人幽霊がでる303号室に半年も居座っている303号室に半年も居座っている山田さんは異常だ。
そして、おかしな事に山田さんは、ご機嫌で顔色も良い。
美咲「山田さんは、1人暮らしの筈なのに夜中に話し声や嬌声が聴こえてくるわ、おかしい」
健一「確かに、山田さんは1人暮らして゛黒猫を飼っている以外は家族もいない筈だし、女性も訪ねて来た事も無いな」
美咲「303号に設置した監視カメラで深夜の303号室で何が起こっているのか監視する必要があるわね」
健一「嗚呼」
303号室には、美人幽霊の出現の噂が立ち始めた頃から、噂の真偽を確かめる為に監視カメラを設置をして私の自室、304号室の大型液晶テレビで監視出来る様にしている。
噂の真相を確かめる為、恋人の美咲と共に大型モニタで303号室の深夜の様子を確認した事があるが、裸体の美人幽霊が0時に出現して2人して肝を冷やした事が昨日の様に思い出される。
美咲「健一、私は怖いわ。しかし303号室で深夜に何が起こっているのか、確かめる必要があるわ」
健一「マンション・オーナーとしては、303号室に何が起こっているのか、確かめる必要はあるな」
美咲「健一、21日の夜予定がある ? 予定が無いなら貴方の部屋に泊まりに行くわ」
と、言う訳で21日、土曜日の夜、私と、恋人の美咲は2人して、303号室で何が起こっているのか確かめる事にした。
※ ※ ※
隣りの303号室から、訪れる人も居ないの確かに人の話し声、真夜中に女の嬌声や呻き声が聞こえてくる。
303号には、入居者は鈴木 大和と彼の愛猫のララしか居ない筈なのに。
運命の21日に夜、304号室、応接間で大型液晶テレビで303号室の様子を私は、美咲と共に見守っていた私は、この世の思えぬ美少女・美女の競演を観る事に・・・・・・
※ ※ ※
ララ「ダイヤ、愛しい人、今夜も楽しみましょう」
大和「可愛いララ、今日も待ちきれないよ、僕の胸に飛び込んでおいで」
ララは100年以上生きた化けで猫で、黒猫から獣耳と尻尾を除いて美巨乳の美少女に変身する事が出来る。
花音「愛しいお兄さん。私もいる事を忘れないので」
ハイレグ水着姿の義妹、花音の幽霊も姿を姿を現し、甘えて来る。
花音は義母の連れ子で、僕が13歳の親父が再婚して僕の妹となったが、家族にも僕や花音の友人、知人にはファザコンして有名だった。
ファザコンの花音は、昨年に友人と言った某海水浴場で溺死したが、僕への未練が強い為か、魂魄は僕に取りつき、夜な夜な溺死した来ていた黒のビキニ纏い姿を現す。
大和「可愛い花音、勿論、忘れていないよ。今宵も沢山、可愛がってあげるよ」
花音「愛しい大和さん。今宵も沢山、可愛がってね」
黒のビキニを脱ぎ捨て、若々しい裸体を僕の前に晒す。
白い肌と盛り上がった乳房が眩しい。
僕が花音の左乳房の桜色の乳首を弾く。
「あ、ぁぁぁぁ」
と、花音は可愛い声をあげる・・・・・
美月「愛しい、愛しい、大和、私の事を忘れないで欲しいわ」
朧げな影が焦点を結び半透明の裸女の姿が3人の、裸女に加わる為に姿を現す。
美月は半年前に分かれた恋人だが、彼女の僕への執着が生霊として僕に取りつき、夜中に姿を現し僕に愛の行為を迫ってくる。
時計の針が12時を指す。
冷気が漂い室温がが下がる。
朧げな白い影が実態を結び、白い肌の裸女が姿を現す。
この部屋に取りついている萌の幽霊だ。
萌「お兄さん、今宵も楽しみましょう」
真冬の雪山で遭難した萌は、死後に魂は雪女に変化して、以前に暮らしていたこの部屋に地縛霊として取りついた訳だ。
僕、鈴木 大和は、数億人の1人の得意体質で、この世の者ない、妖怪や幽霊とS○Xする事が出来る。
義妹、花音の死霊、元恋人の美月の生霊に取りつかれた時には人生が摘んだと絶望したが、この世の思えぬ快楽を知った今では、生きた女とS○Xする事は出来ない。
僕の幽霊収集も4名、次は呪いの絵画か、屍人美女か、吸血美少女をコレクションに加えたいな。
ララ、花音、美月、萌、「「「「愛しい大和、今宵も夜明けまで、沢山可愛がってね」」」」
この世の無い美少女、美女との宴は、通常人物は生気を吸い取られ衰弱死をする運命を迎える事に、なるのだが、数億人に1人の特殊体質の僕は、妖怪や幽霊等と契ると逆に生気か漲り、体力、知力共に100%以上の能力が発揮する事が出来る。
俺に取りついた花音の魂魄と契った時に此の事に気が付いた僕は、妖怪や幽霊を収集する幽霊収集家に成った。
明日には16歳で病死した、少女の魂魄が裸女幽霊として取りついた壺を某焼物収集家から格安で譲り受ける予定である。
今夜は、明日への活力を蓄える為、この世の者でないララ・花音・美月・萌とと夜明けまで契った。
※ ※ ※
303号室のこの世の者でない美少女、美女と山田 ダイヤのS○Xの様子を大画面液晶テレビで見て、私と、美咲肝をつぶし、2人して抱き合い震えて過ごした。
と良く抱きしめると、美咲のたわわな果実が、私の胸で潰れたが性欲など消し飛び、人肌の温もりを感じる為に、私は強く、強く美咲のナイスボディを抱きしめた。
303号室の件は、無問題として現状のまま放置する他、無かった。
303号室の話し声や嬌声の真相が判明した、2週間後10月13日の午後に、3階の廊下で幽霊収集家、山田 大和と鉢合わせした。
健一「こんにちは、山田さん。お連れの女性は恋人ですか ?」
山田「こんにちは、猪上さん。彼女は僕の婚約者です。カローラ、猪上さんに挨拶して」
黒いゴスロリで手足迄、覆った、ナイスボディの女性を連れている山田は、生気溢れた笑顔で答えた。
彼女は、外国人の様で日本人離れした整た顔と、黒髪赤目した美女で、ナイスボディの身長は、160センチ位か・・・・
長いドレスで裾で隠されている足にハイヒールを履いてなければの話だが。
カローラは妙な訛りの日本語で私に話しかけ、挨拶をした。
カローラ「ダイヤと結婚する、カローラ・レビン・セリカナムルです。宜しくお願いします」
包装された7号の絵画を左に抱えた鈴木と、死人の様に白い肌をした美女カローラは303号室の扉を開けて303号室の中に姿を消していった。
幽霊ハーレムへ新たな蒐集品を加えた喜びの為か、幽霊蒐集家、山田 大和は、満面の笑みを浮べていた。
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