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転生者の子孫  作者: 空一郎
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第7話 王都魔導店で武具選び

今日から3日間は遺跡の攻略の為の準備だ…


兄から初期費用としてかなりの金額を貰っているので武器も新調したいし

レレーナとアルーゼの装備もいるだろう。


それに王都の魔導武具店はかなり品揃えが良いときく。

ちょっと嬉しい…


しかし、昨日は父さんとアシュイン兄さんにはかなりからかわれた…

婚約話知っていたくせに…

まぁそのことはいい…


レレーナとアルーゼは客間に泊めることにした。

手をだしたいのは山々だが、式が終わっていないため我慢する…

それに実家だし、いやだ…


昼前に商業区へ、レレーナとアルーゼとともに向かうことにした。


「二人とも、昨日も言ったけど今日は装備買いに行くから、欲しい物があったら言ってくれ」

「そうですね。私は治癒魔法効果を上げる魔道具がほしいです」

レレーナが答える。

治癒魔法使いはあまり数が多くない。素質がかなり重要となるためだ。

治癒魔法の効果を上げる魔道具は杖が一般的である。

「わたしは、魔法の付与できる槍がいいです!」

アルーゼは槍か…

「わかった。まぁ王都の武具店だし、いろいろあるだろう」


武具店に到着し、武器コーナーに移動する。

ますはレレーナとアルーゼの武具を選ぶとするか。


「いらっしゃいませ!何をお探しでしょうか?」

店員が声をかけてくる。

「まずは、治癒魔法用の杖と魔法槍だ」

「かしこまりました。杖のコーナーはこちらです」


やっぱり杖は種類はそんなに多くないな。

「レレーナ、効果は何重視がいいんだ?」

レレーナの治癒魔法能力がどの程度かわからないので本人に選ばせた方がいい。

「えっと、できれば治癒効果速度のあがるものがいいですね。治癒するだけなら魔道具がなくてもある程度できますので」

なるほど、上級って言っていたしな。治癒の速度が早いほうが緊急時も対応しやすいしな


「でしたらこちらでどうでしょう?

治癒速度重視で、治癒効果も少し上がります。98万レンになりますが」

やっぱ高えな…

「ルナス様、そこまで高価なものでなくても…」

「いや、準備は万全にしたい。初期費用はもらってるから大丈夫だ」

「ありがとうございます…」

申し訳なさそうにお礼を言いながら上目遣いをしてくる。

やめてくれ…抱きしめたくなるから…


「次は魔法槍でしたね。こちらになります」

店員が槍のコーナーに案内してくれる。

「付与魔法属性は何ですか?」

「風と雷が付与できれば大丈夫です」

店員の問いにアルーゼが答える。

アルーゼは風と雷属性使いか…


「そうですね。こちら火風雷の3属性対応になっていますがどうでしょうか?」

「んー、ちょっと刃先が気に入らないですね。他にないですか?」


店員が何種類か持ってくるが、アルーゼは気にいらないようだ。


………ダメだ…時間かかりそうだな。自分の刀を見に行こう…


「レレーナ、アルーゼに付き合ってやってくれ。オレ自分の見てくるから…」

「わかりました。終わったらあちらの休憩スペースに行ってますね」

「わかった。それじゃあ…」

一人で刀を見に行くことにする。


店員もいない、自分でゆっくり見れそうだ。

刀はキュウレクで買ったばかりだったが、光と闇が付与できない。

実はオレが一番得意な魔法は光と闇だった。

光と闇が合わさり最強にはならないが…

この話誰から聞いたんだっけ…?父さんだったか…

初代様の日記だったか…まぁいい。


誰も入っていない遺跡だ、どんな魔物がでるかわからない。

用意できるものは用意すべきだ…

しかもオレの金じゃない!買うしかない!


3本ほど良さそうな刀を見つける。

1本目は全属性付与可能 付与効率は光60%、闇15%、基本属性20%

2本目は光10%闇50%氷水地25%

3本目は光闇50%火雷風50%

付与効率とは

効率が高ければ純粋に付与魔法の威力が上がる。

ちなみにキュウレクで買った刀の付与効率は5属性15%である。 

レレーナに買った杖は治癒魔法用なので治癒魔法以外の属性効率は低い。

魔法は魔道具を通さなくても使えるが魔法の種類によっては通した方が使いやすいし魔力の消費量も調整しやすくなる。


1本目の全属性付与は魅力的だが付与効率が光以外低い。

2本目の属性は氷以外は狩にあまりむかない。

魔物を狩るときも獣を狩るときも風と雷はよく使う。光と闇の付与効率もいい。

3本目にすることにする。


「値段は…87万レンか…」

杖の方が高いのか…まぁ安いに越したことはない…安いといっても杖に比べたらだが…


刀を持って休憩スペースに向かう…

「あれ…?二人ともいないな…」

まさか…まだ選んでるのか…さすがアルーゼ…

休憩スペースをスルーして槍コーナーにいく。

まだ店員と槍の選びあいをしている…


「おーい。まだ決まらないのか?」

「申し訳ありません。アルーゼはいつもこうなのです」

公爵令嬢に謝らせるメイド…さすがだな…

「あっ!ルナス様これにしますぅ」

アルーゼの選んだ槍は刃の部分が多く突きより斬り払いに特化している。

属性付与効率は…闇と光以外全属性で60%となっている…

値段は………120万レン…

これにしますぅじゃねえよ!

なんで一番高いんだ!?あいつわざとじゃねえのか?

「アルーゼ、あなた…少しは遠慮を…」

さすがにレレーナが選びなおすように促すが…

「ええ?でもこれが一番振りやすそうなんですよぉ」

属性関係ねえじゃねえか!


「ダメですか?ルナス様」

…こいつも上目遣いしてくる…


「わかった。いいよ…」

仕方なく買ってやることにする。

「ありがとうございます!」

これは必要経費だ…必要経費…


「杖が98万、刀が87万、槍が120万レンっと、下取りの魔法刀は2万レンと一括特別割引させてもらいますので295万レンになります」

「ありがとう。カードで頼む」

「かしこまりました。ありがとうございます!」

思ってたより使ってしまった…

アルーゼのせいだが…


「これはいい槍だ」

アルーゼが一人で槍を手にもって言っていた…


3日間の準備期間を終え、ビャレット辺境伯領の新遺跡に向かう…

さて、どんな物が眠っているのか…

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― 新着の感想 ―
[一言] どうもはじめまして。 作品拝見しました。 とても面白かったです。 (*^▽^*)
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